現在の仕事についた経緯
イギリスの大学在学中の19歳のとき、気候危機を知り、自分にできることは全部やろうと決め、環境活動をしていました。
様々な環境問題がある中で、私は小さい頃から山登りが大好きだったこともあり、「森をまもりたい」と思うようになっていました。
22歳の時、森をまもるなら、まずは自分の目で森林破壊を見ようと思い、世界で2番目に森がなくなっているインドネシアに一人飛び立ちました。
そこで、想像をはるかに超える森林破壊の惨状とそれによる貧困問題を目の当たりにし、「わたしの人生をかけて取り組みたい」と心に決めました。
その後、スマトラ島のNGO「RSF」と出会い、意気投合し、事業パートナーとして共に活動していくことになりました。
仕事へのこだわり
私の仕事へのこだわりは、「ジブンゴトの範囲を広げること」です。
インドネシアの森林破壊は、日本もとても深く関わっています。
パーム油という植物油が森林破壊の主な原因ですが、このパーム油は、日本のほぼ全ての加工食品や洗剤、シャンプー、お化粧品などに使われています。
使われすぎてしまって、パーム油を生産できる土地がなくなり、ジャングルを焼き払ってそこで育てています。
そのため、日本人にこそ、もっと知ってほしい、「遠い国の出来事」ではなくて、「地球で起こっているジブンゴト」として捉えてほしいと思ってこの事業を行っています。
私がインドネシアの森林破壊の解決策を模索する中で出会ったのが「アグロフォレストリー(森林農法)」でした。これは、多様な作物を混作することで森林を再生しつつ、農家の収入も確保できる農法です。
当事業の一つ、「森のコーラ」は、アグロフォレストリーで採れた香辛料を輸入して原材料にすることで、森のコーラを飲めば飲むほど、インドネシアの森が再生する仕組みになっています。
日本からでもインドネシアの森林再生に貢献できないかと思い、この仕組みを作りました。
私が叶えたいのは、「森、人、動物、すべての命が共に生きる世界をつくること」です。
当事業を通して、この世界に少しでも近づけられるよう頑張ります。
若者へのメッセージ
私も現在25歳で事業も走り始めで、アドバイスできる立場ではないのですが、ひとつ言えることは、「あなたの人生はあなたのものだ」ということです。自分の人生は自分で舵を切ること、これを忘れずにいたら大丈夫だと思います。誰にどんなことを言われても、自分だけは自分の道を信じてあげてください。
そして、私がインドネシアの森林破壊に取り組むことを決めたのは、森林破壊を自分の目で見たくて、「とりあえず行ってみよう」とインドネシアに行ったことがきっかけでした。そして、今の現地パートナーと出逢ったのは、「とりあえず連絡してみよう」とメールしてみたことがきっかけです。
準備をすることはとても重要だと思いますが、「知識がまだないから」「○○ができていないから」とずっと立ち止まっているより、さっさとやってしまうことを私はおすすめします。「とりあえずやってみよう」と走り始めたほうが、吸収するのは早いですし、知識や経験は自然と積み重なっていきます。
最後に、これからの時代を共に創る仲間として、“心の声に従って生きていこう”ということをお伝えしたいと思います。「心」が大事な時代になっていくなかで、一人ひとりが各々の「心の声」を聞いて、それに従って生きていくことが、これからはとても大事になると思います。それが調和した世界を創る第一歩だと私は考えています。
皆さんの人生を応援しています。一緒にたのしんでいきましょう!