リーダーインタビュー
吉岡信和
QAML株式会社 代表取締役 吉岡信和 https://qaml.co.jp/

Profile

1998年、北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科博士後期課程修了。博士(情報科学)。同年、株式会社東芝入社。
2002~2021年 国立情報学研究所、2007~2021年 総合研究大学院大学、2021年より早稲田大学理工学術院総合研究所 上級研究員/研究院教授、国立情報学研究所 特任研究員、機械学習工学、セキュリティ・プライバシソフトウェア工学、ソフトウェア工学の研究・開発に従事。
機械学習デザインパターン(オライリー・ジャパン)、AIプロジェクトマネージャのための機械学習工学(科学情報出版)などを出版。

現在の仕事についた経緯

2018年からJST未来社会創造事業に携わり、機械学習やAIシステムの生産性向上に関する研究開発を行ってきました。また、機械学習工学研究会を通じて、技術の普及や実践的な活用にも取り組んできました。
こうした活動を続ける中で、アカデミアで培った技術をもっと社会の役に立てたいという想いが強くなり、自分自身でその橋渡しをしていく必要性を感じました。そこで、QAML株式会社を立ち上げ、技術の社会実装に向けた事業を本格的にスタートさせました。

仕事へのこだわり

東芝に入社した際、兄から贈られたのがドラッカーの『プロフェッショナルの条件』でした。当時はその言葉の重みを十分に理解できなかったのですが、社会人としてさまざまな経験を積む中で、少しずつ共感できるようになっていきました。
以来、「真摯に学ぶこと」「人や仕事に敬意を持つこと」「情熱を持って取り組むこと」「そして職人魂を忘れないこと」を自分の仕事の軸として大切にしています。どんな仕事でも丁寧に向き合い、自分なりの責任と誇りを持って取り組むことを、これからも心がけていきたいと考えています。

若者へのメッセージ

若いうちは、失敗がもっとも許される貴重な時期です。だからこそ、自分の可能性を広げるために、恐れずいろいろなことにチャレンジしてほしいと思います。特にAI開発の分野は、今まさに急成長を続けており、挑戦する価値のあるダイナミックな世界です。この分野では、自分自身の成長がそのまま社会全体の進化にもつながるというやりがいがあります。
はじめから完璧である必要はありません。失敗から学び、前に進む意欲があれば、それが何よりの力になります。ぜひ私たちと一緒に新しいことに挑み、成長し続けていきましょう!