現在の仕事についた経緯
2011年の東日本大震災をきっかけに、省エネルギーや社会・地域への貢献に強く関心を持つようになりました。特に、当時普及が進み始めていたLED照明に興味を抱き、各メーカーの製品を取り扱う専門商社への入社を決意しました。そこで、省エネ製品の普及に携わる中で、業界の知識や経験を積み重ねていきました。
その後、代理店を退職し、デザイン事務所へ転職した際、以前からお付き合いのあるお客様から「また一緒に仕事ができることが嬉しい」「会社ではなく、あなたに仕事を依頼している」といった言葉をいただきました。これまでの経験や仕事への向き合い方が間違っていなかったことを実感し、自分の仕事に対する自信とやりがいを改めて感じるようになりました。
また、仕入れ先の開拓などを進める中で、自分が本当に正しいと考えることを、よりスピーディーに、そしてお客様との距離を近く保ちながら実践できる環境が、自分の周りにはあると確信しました。そうした思いから、独立を決意しTopaz One を立ち上げました。現在も、自分の信念を大切にしながら、より良いサービスを提供できるよう努めています。
仕事へのこだわり
照明は、日常生活や店舗運営に欠かせない要素ですが、その分野は想像以上に専門的で、業界の知識や常識は一般の方にはほとんど知られていません。実際、多くの人が照明を選ぶ際に専門家の意見を参考にし、最後の決め手としています。
Topaz One は販売代理店であり、自社製品やサービスを持たないため、取り扱う商品のスペックや価格はどこで購入しても変わりません。だからこそ、「誰から買うか」が非常に重要になります。同じ商品を同じ条件で手に入れるなら、お客様に「最初に思い浮かべる存在」にならなければなりません。そのために、話しやすさや相談のしやすさを大切にし、迅速かつ根拠のある回答を心がけています。お客様にとって「この人に頼めば安心」「一番楽に進められる」と思っていただけるよう、日々努力を重ねています。
「照明を通じて、一人一人のミライを照らす」というモットーのもと、オーナー様やデザイナー様、施工業者様など関わるすべての人が気持ちよく仕事ができる環境を築くことを目指しています。そのために、自ら率先して行動し、信頼されるパートナーとしての役割を果たしていきたいと考えています。
若者へのメッセージ
仕事をする上で大切なのは、「自分がその仕事を通じてどうなりたいか」を明確にイメージすることです。そのために、まず自分の得意・不得意を把握し、今できることを分析した上で実践してみることが重要です。そして、結果を振り返り、何が良かったのか、何が改善すべき点なのかをしっかりと見極めることで、次の一歩の方向性が大きく変わります。まずは自分自身を対象に自己分析し、その範囲を少しずつ広げていくことで、見える景色も変わっていくはずです。
また、「誰と仕事をするか」も非常に重要です。一人で全てを完結させることは難しく、信頼できる仲間と協力しながら進めることが大切です。自分がどのようにサポートできるのか、どこまで任せるべきかを考えられる人と仕事をすることで、より明確で効率的な進め方ができるようになります。
古い価値観にとらわれず、今の時代やニーズに合った柔軟な思考で挑戦し続けてほしいと思います。