現在の仕事についた経緯
私が「企業側(使用者側)専門」の弁護士として、企業法務・労務問題を主に扱う道を選んだ背景には、地域の企業様が抱える見えにくいリスクや、発生してからでは手遅れになりがちなトラブルの存在を目の当たりにした経験があります。
実務において、「残業代請求」「解雇無効請求」「ハラスメント・メンタルヘルス問題」「団体交渉・労組対応」など、使用者側にとって理不尽に思われる要求・対応に悩む企業様からのご相談が多く寄せられてきました。
特に地方の中小企業様では、顧問弁護士体制が整っておらず、トラブルが発生してから初めて弁護士を探されるケースも少なくありません。私は、「何かあってからではなく、あらかじめ立ち位置を整え、経営に専念できる状態をつくる」ことが重要だと考え、企業様の法務・労務リスクを未然に防ぐサポートに重きを置いてまいりました。
このような理念・方向性に基づき、顧問弁護士契約をご依頼いただく形で、日常的な法務相談・セミナー・研修・顧問先サポートを通じて、経営者様の「安心して経営に専念できる環境づくり」をお手伝いしています。
仕事へのこだわり
私が特に大切にしているのは、以下の3つの視点です。
1. 初動対応の速さと的確さ
問題社員の対応やハラスメント調査、残業代請求など、企業様にとって重大なトラブルに発展しうる課題は、「発覚直後」の対応がその後の展開を大きく左右します。初期段階で適切な対応を取ることで、トラブル拡大を防ぎ、解決コストを抑えることが可能です。
2. 経営者・現場目線の伴走型支援
法律家だけの視点ではなく、経営者・管理者・現場の方々と同じ目線に立ち、「どうすれば現場が安心し、経営が軌道に乗るか」を一緒に考えます。顧問先様からは「常に相談できる存在」「迅速な助言・対応が頼りになる」との評価もいただいています。
3. 地域の企業様の「守り」を通じた活性化
私は、地域の中小・中堅企業様が安心して経営活動を続けられることが地域社会の活力につながると考えています。前述のとおり、当事務所は「北関東の企業を不当な要求や請求から守り、地域のリーダーが経営に専念できる環境を整える」ことを理念に掲げています。顧問契約・研修・セミナーなどを通じて、「法律相談所」ではなく「安心の伴走パートナー」として、企業様の成長基盤づくりをサポートしています。
若者へのメッセージ
今の時代、働き方・キャリア・職場環境は大きく変化しています。そのような中で私が若い皆様にお伝えしたいことは次の3点です。
まず、「学び続ける姿勢」を持ってください。
技術・制度・人材・働き方すべてが変わる中、法律も組織運営も昔のやり方が通じなくなっています。経営・労務の世界でも、「この方法さえ守れば安心」というものはありません。常に新しい知見やリスクを捉え、アップデートすることが大切です。
次に、「自分の立ち位置=価値」を意識してください。
どのような職場、どのような役割であっても、「自分がこの組織・この仕事を通じてどのように価値を発揮できるか」を考えることで、働きがいや成果が変わります。企業法務の支援を通じて言えるのは、価値を感じられないまま働いても長続きしないということです。自らの貢献・成長を自身に問いかけ続けてほしいと思います。
最後に、困難を避けず、早めに向き合ってください。
トラブルや課題は誰にでも起こりうるものです。特に組織の中では、発生する前の準備と発生した後の対応がカギになります。早めに問題を把握し、自ら行動を起こすことで、成長の機会に変えることができます。
若い皆様一人ひとりが、自らの未来を切り拓き、職場・地域・社会で「頼りにされる人」「安心を提供できる人」になってくれたらと強く願っています。私も地域や企業様をサポートしながら、そんな若手の成長を微力ながら応援したいと考えています。

