リーダーインタビュー
月花拓美
株式会社グッドマンサービス 代表取締役 月花拓美 https://www.goodman-s.com/

Profile

「観光業界に携わりたい」という自身の夢の実現のため、1991年に旅行ツアーを取り扱う旅行会社へ入社。
その後、大手飲料メーカーでの勤務を経て、全国の観光業への人材派遣を行う人材派遣会社へ入社。
当時未開拓だった北海道市場の開拓のため札幌支店の立ち上げを指揮し、支店開設に尽力。
2002年には、株式会社グッドマンサービスを創立。
人材派遣会社で培った知識・経験を活かし、地方の観光業への人材派遣を行う。

現在の仕事についた経緯

旅行会社と大手飲料メーカーを経験し、本当に自分のやりたいこと・自分のやりたい仕事は何だろうと考えた時、人に喜ばれること、人を応援すること、リゾート観光業に携わることだという結論に至りました。
そんな矢先、リゾートホテルや旅館へ人材を派遣するという、当時はちょっと変わったビジネスに出会い、これだ!と思い転職しました。また、当時まだ始まったばかりの人材派遣業というものにもとても興味と将来性を感じました。
“働き手の確保”という観点で全国各地の観光地の活性化に貢献でき、“観光の活性化はその地方の活性化にも繋がる”ということを実感し、大きな可能性も感じました。
そこから地方創生に興味が沸き、リゾート施設全般だけでなく世界中の人も対象にしたいとの思いから、現在の会社を立ち上げました。

仕事へのこだわり

当社のミッション・ビジョンを要約すると、「夢の実現」と「それを全力で応援しよう」です。これは派遣スタッフに対して、“そういう姿勢でいこう”という気持ちを示したものなのですが、実は私の中では裏の意味も込めていまして、自分自身及び社員に向けている気持ちでもあります。自分の夢の実現をして欲しいという思いと、自分の好きなことを見つけて、本気で「全力で」のめり込んでやって欲しいという思いが込められています。
自分の中で「これだ!」というものを見つけると、どんどん興味が湧いてきて、好きなものを追求して探求した結果、気付くと仕事もできるようになってきますし、楽しいと思えるようになります。かつて“観光業に携わることを志した自分”や“人材派遣業に出会った自分”がそうだったので、弊社の社員にも同じように“追求し、のめりこんで欲しい”と思っています。
新人時代は毎日新規で飛び込み営業をやっていたのですが、ある時ビルの最上階から順番に1階まで全部まわろうと決めて営業を行った日がありました。上から順に下りてきたのですが、3階だけ少し入りずらい雰囲気があったので飛ばしました。そして、1階の最後の訪問が終わって次の場所へ行こうとしたのですが、どうしても3階を飛ばしたことが気になり、戻ってみると何とその3階の会社から新規契約が取れました。その時のことが今でも心に残っていて、ちょっとした自分への甘えや油断にはすごく気を付けています。
また、一度決めたことは後悔しないようにしています。悩んだり、迷ったりしていると時間がもったいないからです。ビジネスにおいて決断や実行はスピードがとても重要だと実感しています。そのため、その時その時で常に真剣に全力で考えて答えを出すようにしています。

若者へのメッセージ

私も転職をして3社目で自分の好きなことを見つけました。それぞれ業種ごとに違った魅力がありましたが、その経験があってこそ“自分が進みたい道”を探し出せたとも感じています。仕事というのは給与や休日などの待遇だけでは長くは満足は出来ません。やはり本当に好きなこと、やりたいことを見つけて、のめり込んで欲しいです。
私の例でいうと、元々好きで興味があった「観光業」に加えて「人材派遣業」という新たに興味が湧くことが見つかり、可能性が広がったようにも思っています。
スポーツやアニメ・ゲームなどの好きなことは時間を忘れて夢中になり、その時間と熱意が上達に繋がり、喜びになると思いますが、仕事もその感覚でやって欲しいと思います。
是非、いろんな経験をして自分の進むべき道をしっかり探してください。