現在の仕事についた経緯
もともとシステム開発におけるプロジェクトマネジメントを得意としていましたが、さらに上流の企業の課題解決や価値創造にもっと深く関わる仕事がしたいと考えていました。そのためITの専門性を活かしつつ、企業の課題解決を近くでサポートできるコンサルタントの道を選びました。
人に関心があり、テクノロジーと繰り返し思考することが好きな私にとって、ITコンサルタントは天職のように思います。コンサルタントとしてより自由にクライアントと関わっていくことができるようにしたいと思ったのが独立のきっかけです。
今は中小企業から大企業まで幅広くお付き合いがあり、私自身も日々成長しつつ、クライアントとともに最適な戦略やシステムのあり方を模索しています。単なる技術提供にとどまらず、クライアントの本質的な課題に寄り添い、価値ある変革をサポートできる存在でありたいと考えています。
仕事へのこだわり
“人の心に刺さる仕事”をすることを大切にしています。
ここで言う“心に刺さる”とは、お客様にとって、またはお客様がサービスを提供する先のお客様にとって、本当に重要な核となる課題を解決し、幸せにすることだと考えています。
ポイントは、多くの場合、お客様自身がその課題に気付いていないということです。よく「AIを導入したい」「自動化したい」といった相談を受けますが、DX推進はあくまで手段であり、目的にするべきではありません。大切なのは、システムをどうするかではなく、“人をどうしたいか”にフォーカスすることです。
人を大切にすることを軸に仕事を進めることで、結果的に“人の心に刺さる”サービスが生まれると信じています。変革には痛みや煩わしさが伴いますが、それを乗り越えて挑戦するお客様の姿は本当にかっこいいと思います。そんな挑戦するお客様に寄り添い、とことん付き合い抜くと決めて日々仕事をしています。
コンサルタントとしては理論的なアプローチを大切にする一方で、経営者としては自分自身の嗅覚と直感を重視しています。やりたいと思ったことは成功するまでやり抜き、途中で失敗したとしても別に構わないと思っています。むしろ「最近失敗していないな」と感じる瞬間が一番怖くて、それはつまり「最近チャレンジしていない」と同義だと思うからです。
リスクを冒していないことが最大のリスクだと思っています。だからこそ失敗ともリスクとも向き合いながら、結果にこだわり、関わってくれた人も自分も幸せになれるような仕事をしていきたいと考えています。
若者へのメッセージ
人は「完成された状態」という概念がなく、故に「未完な状態」もないと私は思います。人生は、この先もずっと経験やスキルを積み上げていく作業の連続で、それは社会の大先輩も、私も、皆さんも、変わりません。どれだけ経験を積んでも、スーパーマンになれる日は来ないのです。
もちろん、謙虚に学ぶ姿勢は大切ですが、それと同じくらい、「今の自分にできる最大限の価値を提供しよう」と努力してみてください。
少し怖いかもしれませんが、もし「これ、できる?」と聞かれたら、大きな声で「できます!」と言ってみてほしいです。「自分にできない話は、そもそも向こうからやってこない」と思っています。話が来たということは、きっとやればできます。
そうやって少しずつ自分の可能性を広げていくことで、新しいチャンスが次々と巡ってくるはずです。今の自分に少し負荷をかけてチャレンジする。その積み重ねが、楽しくて面白い毎日をつくるのではないかと思います。一緒に頑張っていきましょう!