現在の仕事についた経緯
社会において、弱い立場の人々の意見は往々にして見過ごされがちです。中学生の頃から、私はそのような人々が強大な力を持つ相手に立ち向かうのを支援する弁護士という職業に強い憧れを抱いてきました。そして、私が高校生の頃、公害訴訟や冤罪事件に関する書籍を読む機会があり、私もこのように弱い人たちの力になりたいという思いを強くしたのです。
たとえ相手が巨大企業や国家であったとしても、臆することなく毅然と戦う弁護士になりたいという強い思いを実現させるため、私はこの道を選びました。
仕事へのこだわり
私は司法試験受験の1年前まであまりまじめな学生ではありませんでした。司法試験を受けると口では言いながら、それに見合う努力を全くせず、今から考えるととても恥ずかしい人間だったと思います。
しかし、司法試験受験の1年前、ある出来事があり私は翌年の司法試験に必ず合格すると決心しました。その出来事は、今の妻に出会ったことです。妻と結婚するためには絶対に合格しなくてはならないと思い、その日からご飯を食べている時間と週末の夕方に妻と会う時間以外、すべて勉強の時間にあてました。
勉強をすればするほど学力が向上するのがわかりましたし、良い勉強仲間にも恵まれ、合格しなければ人生は一歩も前に進まないという覚悟もできました。
そして、合格への決心ができてから2年後に、一緒に勉強した4人全員で合格しました。
合格までの過程で気づいたことが3つありました。
一つ目は基礎に徹底的にこだわることが最も重要であるということです。
二つ目は目標に向かって熱い思いをもって、一生懸命努力することが人生で最高に楽しいということです。
そして三つ目は、同じ目標に向かって一緒に頑張る仲間たちと進んでいくことに、一人で頑張る以上の価値があるということです。
この3つのことは、合格後にも活きています。
弁護士実務においても、相談の段階から手間を惜しまず基礎的なリサーチを徹底的に行い、綿密な戦略を立てて事件処理にあたることはとても重要です。
また、事務所のメンバーと一緒にこの事務所でたくさんの人を助けたいという熱い思いを共有することも重要です。
あと一つ、私に頑張るきっかけをくれた妻のため、家庭をないがしろにしないこともとても大切です。
これらのことは、これからもずっと大切にしたい私のスタイルです。
若者へのメッセージ
斜に構えてたら人生全然面白くない!
真正面からぶつかって、努力して、本気で物事と向き合う人生が最高に楽しくて、最高にかっこいいです。
本気でやっていれば勉強でも仕事でもたくさんの人に応援してもらえるようになります。
自分の熱量が高ければ周りの人にも伝わります。
そしてそうやって応援してくれる人たちをもっと幸せにしたいと思って頑張れば、自分も向上できるし周りも幸せにできます。
本気で頑張って、本気で熱く生きていきましょう!