現在の仕事についた経緯
21歳の頃、私は東京で事務機器販売の仕事をしていました。当時の目標は「年収1000万円」。しかし、会社員としてその頂が見えず、義父が経営する保険代理店への門を叩くことにしました。
当時は損害保険の価格が横並びの時代。「商品が同じなら、最後は人間性で勝負が決まる」という世界に可能性を感じたのです。しかし、25歳の時に転機が訪れます。義父の会社が倒産。目の前で会社が崩壊していく様を克明に見たことで、私は「生きた経営の知識」を突きつけられました。
1993年、既存のお客様を守りたい一心で、右も左もわからぬまま「ケーエス保険サービス」を設立。どん底からの船出でしたが、それが私の「社長としての学び」の原点となりました。
仕事へのこだわり
新人時代から一貫しているのは、「徹底的にお客様に寄り添う」という姿勢です。保険の知識を研鑽するのはプロとして当然のこと。私はそれ以上に、お客様一人ひとりの価値観に深く入り込み、保険以外の悩み事にも真摯に耳を傾けてきました。
私の哲学に「ビジネスの成功とは主観と客観の一致である」という言葉があります。自分にできること(主観)と、相手が望んでいること(客観)を一致させる。そのためには、お客様が何を大切にしているのかという「価値観」を理解し、潜在的なニーズやウォンツを引き出すことが不可欠です。
保険を売るのではなく、お客様の人生を共に考える。このスタイルが、現在の「お客様の幸せ=夢や目標の達成を支援する」という会社の定義に繋がっています。
また、経営者としては「個人の才能に依存しない組織づくり」に心血を注いできました。保険業界は属人的になりがちですが、弊社では成功事例を徹底的に分析し、仕組みとして営業ができる体制を構築しています。
2017年には三井住友海上の最上級格付けである「TGA」に認定されるなど、その精度は全国トップクラスと自負しています。
特筆すべきは、25年間で「会社が合わない」という理由で辞めた社員がわずか1名という驚異的な離職率の低さです。これは、私自身が学び続けている「中心道」の教えにある通り、私自身の輪郭を社員や周囲のメンバーが形作ってくれている証でもあります。
「自分のことは、一番わからないのが自分」。だからこそ、メンバーの声を大切にし、一人ひとりの使命(天命)を活かせる環境を整えること。
現在は代表を務める傍ら、企業コンサルタントやヒーリングなど多角的な活動を通じ、より多くの方の「人生の中心」を支えることに情熱を注いでいます。
若者へのメッセージ
今の自分は、過去の自分が積み上げてきた選択の結果です。そして、これから先の未来を創り上げるのは、他でもない「今のあなた」に他なりません。
若いうちにぜひ実践してほしいのは、数年後の自分がどうありたいかを、まるでビデオを見ているかのように鮮明にイメージすることです。どこにいて、誰と笑い、どんな仕事をしているのか。そのビジョンが詳細であればあるほど、そこへ向かうためのエネルギーが湧いてきます。
一心不乱に行動し続ければ、そのビジョンは必ず現実のものとなります。人生には、バイオリズムのような波があります。身体の調子が良い時もあれば、お金回りが苦しい時もあるでしょう。順風満帆な時もあれば、嵐に見舞われる時もあります。しかし、その波の一つひとつに一喜一憂しすぎないでください。
大切なのは、どんな状況にあっても、自分が信じた道を淡々と、歩みを止めずに進み続けることです。人間には誰しも、この世に生を受けた目的……すなわち「使命」があります。自分の中心にある芯を見失わず、歩き続けてください。
その先に、あなたにしか到達できない成功が待っています。私は、挑戦し続ける皆さんの力を信じています。

