リーダーインタビュー
長田穣
有限会社山長 取締役社長 長田穣 https://www.gr-consultant2020.com/

Profile

大学卒業後、地元の企業に就職。28歳の時に父と祖父が相次いで亡くなり、急遽2代目オーナーに就任。
当時のアパート経営は、家賃収入より返済の方が上回っている債務超過の状態で、融資担当者からは「資産貧乏」と揶揄される。
ある言葉をきっかけに賃貸経営を本格的に勉強し、2014年8月に赤字解消、翌月黒字化。翌年4月には法人化と同時に代表取締役に就任。
2018年からリノベーションを行い、2年後から軌道に乗る。同年から4期連続で増収増益を継続。

現在の仕事についた経緯

祖父が相続税対策の一環として、1993年にファミリー向け賃貸アパート3棟、1998年に単身向けアパート1棟を建設しました。
その後、2006年と2007年に父と祖父が病死したことで、若干28歳の若さで私が2代目オーナーに就任することとなりました。当時は債務超過の状態でメインバンクから資産貧乏と揶揄されましたが、賃貸経営の立て直しに成功し、2014年9月に黒字化しました。翌年4月に代表取締役に就任して現在に至ります。

仕事へのこだわり

こだわりは、妥協しないこと、イノベーションを推進することです。
部屋探しの価値観が多様化した現代では、リノベーションを施せば築年数の古さは集客において問題にはならなくなっています。しかしリノベーションで妥協してしまうと確実にお客様に指摘されてしまいます。そのため集客上重要になる部分(水回り)は妥協せずに行うことを意識しています。

ピータードラッカーは「現在というイノベーションの時代において、イノベーションができない組織は、たとえいま確立された地位を誇っていても、やがて衰退し、消滅すべく運命づけられている」と述べています。そのため弊社物件においては、リノベーションをイノベーションすべく、顧客の意見を参考にしながら少しずつ改良を重ねています。

ただしイノベーションを行っても、破壊的イノベーションが発生すると、ジレンマに陥ることがあるため、最新情報を収集すべく各種セミナーや経営者セミナーなどに足を運んでいます。

若者へのメッセージ

28才の時に約2億円以上の借財を相続し、当時は債務超過の状態で、メインバンクから資産貧乏と揶揄されました。絶望的な位置に立たされた自分が経営を立て直すことができたのは、協力していただいた方がいたからです。
ピンチの時こそ「素直」になって成功者からアドバイスを受けることで、必ず業績を回復させることができます。苦難があっても「決して一人ではない」ことを常に意識してください。必ずあなたを助けてくれる人がいるはずです。