現在の仕事についた経緯
ネットショップ事業を成長させていく中で、出産を終えた友人から「子どもがいると、育児と両立できる働き方しか選べない」という言葉を聞き、出産後の女性が置かれている就労環境の厳しさを実感しました。
その後、私自身も出産と育児を経験する中で、想像以上に心身のバランスを崩す場面があり、仕事との両立の難しさを改めて痛感しました。
当時はまだ「自分のお店を持つ」という選択肢が、資金やスキルの面でもハードルが高く、低予算かつ実績のあるスクールもほとんど存在していない状況でした。
そんな中で、「ネットショップ運営の実績を持つ私だからこそ、育児中の女性が在宅で働ける仕組みを教えることができるのではないか」と考えました。
そして、「誰かに雇われる」のではなく「自分で稼ぐ力」を身につけてもらえる環境をつくりたいという想いから、ネットショップスクールを立ち上げました。
仕事へのこだわり
ネットショップは「ただ物を売る場所」ではありません。
私にとってネットショップとは、自分の想いを届けるメディアであり、お客様との信頼関係を育てる場です。
だからこそ、ひとつひとつの作業にこだわりを持っています。
たとえば、商品ページの写真や説明文では「この商品を選んだ理由」や「実際に使った時の感動」がきちんと伝わるよう丁寧に言葉を選びます。
誰かの「これ欲しかった!」という気持ちを引き出すには、ただのスペックだけではなく、その背景やストーリーが必要だと考えています。
また、スクール運営においても「テンプレートを渡すだけ」のサポートではなく、個々の想いや状況に寄り添ったアドバイスを大切にしています。
在宅で仕事をしたい。家族との時間も大切にしたい。でも自分の力でもしっかり稼ぎたい。
そんな想いを持った女性たちが、自信を持って進んでいけるような“現実的で確実な道”を一緒に作っていくことが、私の仕事です。
どんなに小さく見える作業も、すべては「お客様に選ばれるお店づくり」につながっている。
そんな意識で、日々の仕事にも、一人ひとりのサポートにも全力で取り組んでいます。
若者へのメッセージ
「やりたいことがある。でも、自信がない。失敗するのが怖い。」
私も、最初はそうでした。
上京して、カフェの店長として働きながら、ネットでお店を作るなんて想像もしていませんでした。
けれど、小さなチャレンジを重ねることで、少しずつ未来が動き出しました。
大きな一歩じゃなくていいんです。
「ちょっと気になる」「ちょっとやってみたい」——そんな気持ちを、無視しないでほしい。
最初の一歩は小さくても、続けていけば、それはいつか大きな自信になります。
時代も働き方も、どんどん変わってきています。
正解なんてどこにもありません。だからこそ、あなたが「こうしてみたい」と思うその感覚を信じてみてください。
夢をカタチにするのに、早すぎるも遅すぎるもありません。
「好き」を仕事にできる時代です。
遠回りしても、失敗しても、それがあなたの“糧”になると、私は本気で思っています。
あなたの一歩を、心から応援しています。