リーダーインタビュー
大西由城
株式会社 Intake 代表取締役 大西由城 http://intake.ltd/

Profile

東海工業専門学校建築工学科卒業。在学中に2級建築士を取得、新卒で現会社に入社し、現場管理としての経験を積み、1級施工管理技士を取得。2018年、東京事務所を開設し事務所長に就任。2023年、代表取締役に就任。2024年に株式会社 Intakeに社名変更。現在に至る。

現在の仕事についた経緯

幼少期より絵を描くことやモノ作りが好きで、先代社長とはそんな幼少期にご縁があり出会いました。将来を見据えたときに、絵描きやアーティストになる覚悟はなく、進路に悩む中で、先代の影響もあり好きな絵に繋がる図面やパース、また衣食住という生活基盤の一つである建築というものに興味が湧いていきました。
工業高校の建築科を経て専門学校へ進学したのですが、当時は図面やパースは手書きでした。線の太さ濃さなどを工夫し、見やすく格好良い図面を描く事に喜びも覚え、且つゼロから造り上げる建築のやりがいを知り新卒で現会社に就職しました。

仕事へのこだわり

建築は図面のみで契約し、実物の物が存在しないのに全てを決めて先にお金が動く、信用信頼で頂く仕事だと思っています。
信用信頼を得るには、経験と実績が必要で時間がかかります。ひとつひとつの仕事に誠実に取り組まないと勝ち取れません。それを継続し続けるのです。

代表取締役就任後1年で、58年続けて来た社名を変更しました。とても勇気のいることでしたが、新しい会社に進化させないといけない使命感からの決断でした。
建設業界全般のイメージの悪さを払拭し、自社のイメージアップ、労働環境の改善、社員さんのモチベーションアップ、そしてブランディングに成功し、新しい時代の会社に生まれ変わりました。
一方で古いことをそのまま大切にしている部分もあります。
建設業もテクノロジーの進化で高品質のモノ作りが可能となり、効率化が進みました。しかし、様々な業種の大勢の人が一つのゴールを目指し、ゼロから造り上げていくのに必要なのは、やはり人の力なのです。技術以上の価値を生むために、お客様や協力業者様、社員同士の心の繋がりを大事にしています。

株式会社 Intakeは、誠実さを示すIntegrityを軸に、先代に敬意を表し名前の一部のTakeを使用しました。ロゴはIとNをベースに人が手を繋いでいるイメージで自らデザインし、私の想いのこもった会社になりました。
社員の皆も私と同じ気持ちで新しい社名、会社を好きになってくれました。そして、創業の地で本社建て替えにて2026年落成の予定です。

“不易流行”
創業者の想いを継承し、変えてはいけないもの、変えなければいけないものを見極め、本質を捉えた上で、時代の変化に対応し成長させていきたいと思います。

若者へのメッセージ

自分の本当にやりたい事を見つけるためには、まずはやるべき事を地道に続けることが大切だと思います。
その積み重ねが達成感を生み、やがて誇りになると思います。努力と忍耐は決して無駄にならず、きっと未来のあなたを支えてくれるはずです。

そして、どれだけ時代が合理的になっても社会は人と人で成り立っています。だからこそ、周囲の人を大切にして人との繋がりを大事にしてください。それがきっとあなたの人生を豊かにしてくれることでしょう。