現在の仕事についた経緯
大切な人との別れを経験したとき、家族の悲しみにどう寄り添うべきか悩みました。そんな時「グリーフケア」という考え方に出会いました。
グリーフケアとは、大切な人との死別による悲嘆に対し、そのプロセスを尊重しながら新しい生活への適応を支援するアプローチです。
遺族が直面するのは心の痛みだけでなく、行政手続きや遺品整理など多くの実務的な負担もあります。この両面での疲労がグリーフプロセスをより困難にしていると感じました。
日本では「終活」も広まってきましたが、残される側へのケアも重要です。この経験から、心のケアと実務的サポートの両方を提供するグリーフケア事業を始め、多くの方の“前に進む力”になりたいと考えています。
仕事へのこだわり
私が仕事をする上で常に大切にしているのは、「人の心に寄り添い、本質的な価値を提供する」ということです。事業を立ち上げる際も、サービスを展開する際も、常にこの想いが軸となっています。
これまで複数の分野で事業を経験してきましたが、どのビジネスでも共通していたのは、「多くの方の生活や心を豊かにしたい」という想いです。特に、現在取り組んでいるグリーフケアの領域では、人が前向きに人生を歩み続けるために必要なサポートやケアを提供することを使命だと考えています。
仕事で特に心がけているのは、徹底したユーザー目線でサービスを作り込むことです。自分自身が家族との別れを経験したときに、心に寄り添うサービスの必要性を実感しました。「グリーフケア」という考え方に出会ったことで、同じ経験を持つ多くの人がもっと希望ある明日を迎えることができるようなサービスを届けたいと強く願うようになりました。
私にとって仕事とは単なる収益活動ではなく、社会課題に真剣に向き合い、新しい価値を生み出す機会だと捉えています。だからこそ、自らの経験を大切にし、そこから得た気づきや学びを事業に活かすことで、より多くの人に笑顔と前向きな気持ちを届けられるよう努めています。
今後も人々の心に丁寧に寄り添いながら、社会に必要とされるサービスを提供していくことが、私の仕事への最大のこだわりであり、喜びです。
若者へのメッセージ
私自身、30歳という年齢でまだまだチャレンジャーであり、人にメッセージを送れるような立場ではありません。ただ、自分自身にも常に言い聞かせているのは、「まずやってみる」ことの大切さです。行動すれば、必ず次のステップが見えてきます。ぜひ挑戦を楽しんでいきましょう!