現在の仕事についた経緯
日本アイリッヒへは当初、海外営業担当部長として入社しました。大きな転機となったのは、入社翌年に発生した東日本大震災、および福島第一原子力発電所事故への対応です。
有事に際し、日本拠点の再構築に向けてドイツ本社と協議を重ね、再生に向けた中期計画を立案しました。その計画を自ら実行し、力強く牽引していくため、取締役、そして代表取締役として経営の舵取りを担うこととなりました。
仕事へのこだわり
私が最も大切にしているポリシーは、“Never Stop Changing(変化を止めない)”です。個人としての自分自身も、組織としての会社も、従来通りの踏襲だけでは進歩はありません。たとえ困難な挑戦や未知の領域であっても、常に新しいことに挑み、立ち止まらずに変化し続けることに心血を注いできました。
また、新しい取り組みに対しては、常に具体的な目標を掲げ、緻密な計画を立てて完遂させることにこだわりを持っています。これは社会人になって以来、一貫して守り続けている姿勢です。何よりも、「仕事(アウトプット)の質」に徹底的にこだわることを、自身の揺るぎない信条としています。
若者へのメッセージ
若いうちは、日々の業務の中で壁に突き当たり、辛さを感じることも多いでしょう。しかし、その経験は、必ず技術や技能へと昇華されます。苦労の末に掴み取った独自のスキルと、その過程で得た経験は、たとえ置かれる環境が変わったとしても、長い職業人生においてあなたの「一生ものの財産」になるはずです。まずはプロとして、一流の専門知識と技能を磨き上げることを目指してください。
一方で、個人の力で成し遂げられる成果には、自ずと限界があります。チームや組織で力を合わせることで、個人では決して到達できない、何倍もの大きな成果を生み出すことが可能になります。こうした組織力により得た経験を、さらに自分の成長のために活かし、将来的には「管理職や経営者として組織を牽引する立場」を目指してほしいと願っています。

