リーダーインタビュー
前田悠馬
株式会社WacOrder 代表取締役社長 前田悠馬 https://wacorder.com/

Profile

京都大学総合人間学部卒業。同大学院工学研究科にて核融合研究に励む傍ら、大手IT企業でAIコンサルタントとして企業の課題解決に従事。これらの経験を活かし、株式会社WacOrderを創業。
現在は、企業へのAI導入支援や、AIを活用したクリエイティブ分野の事業を展開している。

現在の仕事についた経緯

もともとはノーベル物理学賞を目指して京都大学に進学し、大学院では工学研究科で「人類が抱えるエネルギー問題を解決したい」という思いから核融合の研究に打ち込んでいました。
その一方で、大学院在学中にご縁をいただき、大手IT企業でAIコンサルタントとして企業の課題解決に携わる機会を得ました。そこでAIが持つ無限の可能性に強く惹かれ、「AIの力で日本を再興し、世界に変革をもたらしたい」という信念のもと、株式会社WacOrderを創業いたしました。
現在は、多くの企業様に対しての、AI研修やAI顧問、システム開発といったAI導入支援に加え、AIを活用したマンガやアバター制作など、クリエイティブな分野にも取り組んでいます。

仕事へのこだわり

まず一貫して大切にしているのは、「自分がどうなりたいか」というビジョンを明確にすることです。
私の場合は、「世の中に大きな影響を与え、世界中の誰もが注目するスーパースターになる」という目標があります。この目標を実現するためなら、できることは全てやるという覚悟を持って取り組んでいます。
このビジョンを実現するためには、身を置く領域が極めて重要だと考えています。具体的には、変化が激しく、時流に乗っており、世界に大きな影響を与える可能性を秘め、かつ自分自身が寝食を忘れるほど熱中できる領域であること。これらの条件を満たすのが、私にとってはAIでした。
そして、どんなに優れた戦略や才能があっても、世の中は「運」に大きく左右されます。その運を引き寄せるためには、試行回数を増やすことが不可欠です。誰よりも多く行動し、誰よりも長い時間、仕事に没頭することでチャンスを掴んできました。また、目の前のことに一つ一つ全力で没頭していれば、それらが後になって繋がり、予期せぬ大きな成果を生むことがあります。
さらに、常に大切している考え方が「第一原理思考」です。あらゆる前提を疑い、「なぜそうなのか?」「本質は何か?」と問い続けることで、既存の枠組みにとらわれない革新的なアイデアが生まれます。この思考法こそが、世の中にまだない価値を生み出し、変革を起こす原動力になると考えています。
そして最も根底にあるのは、「自分なら世界を変えられる」と本気で信じ、目標を達成するまで決して諦めない心です。これまでも様々な困難に直面してきましたが、この揺るぎない信念こそが私を支え、常に前へと突き動かす原動力となっています。

若者へのメッセージ

大いに「勘違い」してほしいと思います。根拠のない自信で構いません。「自分ならできる」「世界を変えられる」と本気で信じてみてください。私自身、そうした「勘違い」を原動力に行動し続けた結果、道が開けた経験が数えきれないほどあります。そして今も、「勘違い」をしながら突き進んでいます。
多くの方が、自分を過小評価しがちだと感じています。しかし、ほんの少し勇気を出して一歩踏み出してみると、「案外自分にもできる」と気付くはずです。何より、「自分ならできる」と本気で信じた人にしか、何かを成し遂げることはできません。その「勘違い」を、本物にしてください。
そして今、私たちは歴史的な転換点にいます。AIというテクノロジーが社会全体を根底から変えようとしています。日本は少子高齢化が進み、労働人口の減少は避けられない課題です。この課題を克服し、日本が再び輝きを取り戻すためには、AIの活用が不可欠です。AIこそが、30年間停滞し続けている日本が再び世界をリードするための最後のチャンスです。
皆さんの大胆な発想と行動力で、AIを駆使して日本を、そして日本から世界を変えていきましょう。