現在の仕事についた経緯
大学生の頃から自分で何か経営をしたいと思っており、経営学科で学んでいました。五ツ星ホテルや外資系アパレル、飲食のコンサル・立ち上げなど日々様々な経験を積んでいたところ、頑張りすぎて、体と心が弱ってしまった時期があり、その時に初めて整骨院に行きました。
整骨院の帰り道、体と心が楽になっていることに感銘を受け、この業界に興味を持ち始めました。
もともと開業したいと思っていたのですが、“自分の勝てる武器が分からない時”だったので、「私も自分の手で人の役に立つ仕事がしたい。私にしか出来ない仕事がしたい!」と思い、一念発起して国家資格柔道整復師の学校に通い始めました。
この業界に来て15年前後ですが、勉強や施術もとても楽しく、まさに天職だと思っております。
仕事へのこだわり
“白衣を来たら立派な先生”
学生時代から整体院や整形外科クリニック等で働いておりました。自分の中ではまだまだ学生ですが、患者さん達からは、“白衣を着ている人は先生”だと思われます。責任をしっかり持ち、勉強会やセミナーにも積極的に参加して学び、自分で“どう治療したらいいか?”を考えて患者さんの施術に入らせていただいておりました。
殆どが自分より歳上の患者さんのため、どうしたら信頼していただけるか?を凄く意識し、姿勢や声の発し方、説明の仕方も工夫をし、更に猛勉強し、患者さんからの「何故痛いのか?」「どうしたら良いのか?」の問には精一杯応えられるよう努めてまいりました。
おかげで、学生時代に働いた治療院では2カ月目から指名率トップを維持。整形外科でも患者さんの行列ができ、現在開業している鍼灸整骨院は一ヶ月以上先まで予約が埋まっております。
10人いたら10人症状が違います。性格も生活も全て違います。
「この症状にはこの治療をすれば◎」が当てはまるものではないので、私は昔から、目の前の患者さんの“人生の背景全てを診る”をモットーにしております。
若者へのメッセージ
これからは、“自分で考えて道を選択していく時代”です。近年、大企業の大量リストラが増えてきています。どんどんAIに仕事を取られ、働く場所が減っていきているのです。
こういった状況の中では、しっかりと若いうちから自分と向き合って、“自分が何が得意で、何を活かせるか?”を導き出していくことがとても大事です。
今は一流企業でも将来どうなるかが分からない時代なので、自分でも道を切り開けるように先を見据えて学び、道を選択していくことをオススメします。
また、近年はスマホの普及により、魅力的な選択肢が多く、選びやすくなって、仕事の我慢が利かなくなっている傾向にあります。白鳥は水面下では努力しています。見た目では華やかで魅力的ですが、その背景は必ず努力があるものです。
物事の本質をしっかり見抜き、捉えることで、本物になっていくと思います。道を選択してからは“継続は力なり。”で頑張ってくださいね!