リーダーインタビュー
小針明子
株式会社Aer 代表取締役CEO 小針明子 https://www.aer-day.jp/

Profile

大学卒業後、大手損害保険会社にて人事部に所属。出産育児を経て大手人材紹介会社に転職。約10年間、管理部門職種/消費財サービス/ヘルスケア業界/エグゼクティブ領域にて部門長を歴任。株式会社エグゼクティブ・ボードではパートナーとして活躍。
2023年に株式会社Aerを設立。2024年より堀田丸正株式会社の社外取締役にも就任。

現在の仕事についた経緯

出産後、社会復帰に際して「適材適所でその人らしい活躍の場を見つける」人材紹介業に魅力を感じ、紹介会社でキャリアを積みました。
特に社会的影響力の大きいエグゼクティブ層の採用支援を通じて、彼らの仕事だけでなく、人生を丸ごと応援・サポートしたいと感じ、2023年に株式会社Aerを創業しました。

仕事へのこだわり

幼いころから、「異質なものを受け入れない日本の文化や多様性の無さを変えたい、世界で勝てる日本にしたい」とぼんやり考えていました。
経営幹部の人材紹介は「高い次元の適材適所」を具現化できる仕事であり、環境の変化に対応するため、それまでの延長上ではない戦略改革の必要性のもと、その人材が参画することによって企業が強くなる、世界でも戦える、上記の解にもなると信じて仕事をしています。
紹介事業で大切にしているのは、「企業と候補者、双方の未来の幸せにつながるご縁づくり」です。企業のビジョンや成長フェーズ、経営者の人柄などを深く理解し、企業の要望通りの経験がなくとも、顧客企業の未来を支えると確信した人材をご提案するよう努めています。その結果よいシナジーが多数生まれています。
また、コミュニティ事業では、仕事で社会的影響力の大きい方々が、仕事以外でも輝ける、幸せを感じられるつながりをいかに作り、サポートするかをいつも考えています。性別やライフイベントに関わらず、何かに諦めることなく充実した人生を送るためのイベントやセミナー企画、婚活サポートを心がけています。
私自身も仕事、子育て、離婚、再婚を経験して起業に至っています。仕事、お金、家族と自分の幸せをすべて叶えることはとてもしんどいですが、自分が諦めなかったから今があります。そうした経験からも「自分らしく幸せになる」ことを多面的にサポートしたいと思っています。
社名Aerには、関わる方々が肩の力を抜いて“その人らしく”いられるようにという想いが込められています。今後も、個と組織をつなぐ“空気のような存在”として、多様な人々のつながりを育んでいきたいと考えています。

若者へのメッセージ

失敗してもいいのでやりたいこと興味のあることは何でもチャレンジしてみてください。その中から自分のコアになること、打ち込めることを探してほしいです。
できれば、“辛いことが混ざっているけれど達成感があるようなこと”がいいと思います。それが趣味につながるか仕事につながるかは分かりませんが、そこから共感する仲間が生まれたり、目標らしきものが出てきたりしたら儲けものです。
自分が自分らしくあるというのはどういうことか、若いうちは自分のことも分からないものなので、まずは「好き」を探す、「続けられる」を探す、そういったことが近道ではないかと思います。