現在の仕事についた経緯
現在はスリランカの超高級紅茶STHUTHIYを日本中あまねく広げるべく活動しています。
STHUTHIYをはじめとするシルバーティップスは、茶樹の先端のみを熟練した職人が手摘みでだけ収穫するので機械化ができない超希少種です。それゆえ、ローマ教皇や英王室、アラブの豪族などによって買い占められてしまうので西側諸国にはまず出回りません。それを「わざわざ遠いところに来てくれた日本人だから」という理由だけで枠をつくってくださったのです。売らないわけにはいかないでしょう。
東京に来た際にあまりに暇だったのでアルバイトをしていたのですが、その時の同僚が元居酒屋チェーンの店長で、スリランカ人留学生を雇っていた縁で彼の結婚式に招待されスリランカへ。それは豪邸が会場で、何日にもわたるパーティ、参列者100人以上というとても盛大なものだったと聞いています。超親日国であるスリランカ人で会社を経営している方から「ぜひ日本と取引をしたい」というお話があり、当時から会社を経営していた私に白羽の矢がたったというのがはじまりです。
思えば東京に来て最初の仕事がその紅茶事業でしたが、スリランカ国内の内戦・コロナ禍・経済破綻という先方の未曾有の国際的危機とあわせて、それに似合わないゆるゆるとしたゆったりした先方のお国柄のせいで交渉が遅々として進まず、ようやく去年品物が入ってくるという10年がかりのプロジェクトとなりました。
仕事へのこだわり
私はお恥ずかしながらやってきたことに一貫性がありません。あるときは学生の支援を行い、ある時は関西の中小企業の経営指南を行い、ある時はラジオ局で帯番組を任され、そして紅茶へと辿り着きました。
10年経った後、どうなっているか想像もつきません。しかし1つだけ。私を信じて頼ってきてくれた人だけはぜったいに裏切らない。期待に答えるべく万全を期す、それだけは肝に銘じて生きてきました。
だからこそ、最初に我が国と国交を回復してくれ、今でもここまで親愛の情を寄せてくれているスリランカという国や人たちとの関わりは続いているのではないかと思います。
スリランカという国名がもっと一般的になって、そしてスリランカといえばSTHUTHIY。と、いうぐらいになれるようにこれからも頑張ります。
若者へのメッセージ
若かりし頃に読んだ新選組をテーマにした漫画でこんなセリフがありました。
「若い時期は短い!今このあふれるパワーをすべてぶつけてしまうんだ!」新選組の面々ほど私の人生が血肉湧き踊るものであったとは言いませんが、少なくとも私は今の人生にただ1つの後悔もしていません。
「私の青春は、素晴らしい人たちと素晴らしい時間を過ごした。」その一言に尽きると思います。できることならば私にとってはもう過ぎ去ってしまった青春の炎を存分に燃やし尽くしてくれることを心から願います。