現在の仕事についた経緯
学習塾で講師をしていた際、画一的な指導方法に疑問を持ち、「自分ならもっと分かりやすく、一人ひとりに合った教え方ができるのではないか」と考えたことが原点です。教育は社会をより良くするために欠かせないものであると感じ、自ら事業を立ち上げました。
また、多くの子どもが勉強を嫌い、勉強をしない状態で、スポーツか勉強かを選ばざるを得ない現状に課題を感じました。私は、勉強習慣を養うために一人ひとりに合った学習スタイルを提案し、無理なく継続できる学びを提供することで、「勉強は嫌い」という気持ちを少しずつ変え、学習とスポーツを両立できる新しい教育の形を目指しています。
仕事へのこだわり
私の仕事へのこだわりは、徹底した消費者理解を出発点に、成果を最大化する仕組みを構築することです。教育サービスの質は単なるノウハウではなく、「顧客が何を求め、どんな課題を解決したいのか」をどれだけ深く理解できるかに左右されます。
そのため、生徒や保護者に真摯に向き合い、日々の授業や面談、アンケートを通してニーズを丁寧に分析し、本質的な欲求を抽出しています。そして、仮説と施策を高速に回し続けることで、最適化された学習体験を提供する仕組みを磨いています。
このモデルの中核を担うのが、優秀な大学生講師です。彼らは“先生”というより“お兄ちゃん・お姉ちゃん”のように生徒に寄り添い、年齢が近いからこそ築ける安心感と信頼感を提供しています。その距離感が「勉強は苦手」という心理的ハードルを下げ、継続可能な学習習慣につながっています。
さらに、大学生講師の柔軟性とオンライン特化の仕組みを組み合わせることで、固定費を抑えつつ高品質な教育サービスを効率的に展開できています。結果として、生徒にとっては両立可能な学習環境を、保護者にとっては費用対効果の高いサービスを実現できています。
私の座右の銘は「真実・誠実・謙虚」です。真実を重んじることは、数字や成果を正しく評価し改善へとつなげる姿勢。誠実であることは、顧客からの信頼を築き、長期的な関係を育てる姿勢。そして謙虚であることは、市場や顧客の声に耳を傾け、サービスを進化させ続ける姿勢です。
教育事業は子どもの未来を預かる責任あるビジネスです。その責任を果たすため、私は徹底した消費者理解を基盤に、優秀な人材と仕組みを活かし、成果と持続性を両立するモデルを築いていきます。
若者へのメッセージ
これまでの経験を通じて私が強く感じているのは、「行動こそが学びを生む」ということです。知識や準備が十分でなくても、まず一歩を踏み出すことで初めて見えてくるものがあります。
私は学生の立場で会社を立ち上げましたが、その過程で多くの困難に直面し、そのたびに周囲の支えを受けて前に進むことができました。
挑戦を続けるうえで忘れてはならないのが「感謝の心」です。自分の力だけで成し遂げられることは限られており、家族や仲間、そして応援してくれる人々の存在によって、挑戦は現実のものとなります。だからこそ私は、座右の銘である「真実・誠実・謙虚」を心に刻み、正直に、誠意を持って、そして謙虚に学び続ける姿勢を大切にしています。
未来は予測できないものですが、一歩を踏み出した人にしか得られない成長と可能性があります。焦らずとも構いません。自分を信じ、周囲への感謝を忘れずに歩み続けること。それが必ず自分自身の未来を豊かにしていくと信じています。