現在の仕事についた経緯
かつて私は「やりたいことが分からない」と悩むキャリア迷子でした。模索していた際にコーチングと出会い、自分の内面と向き合う中で、無意識的に周囲の期待に応えようとしたり、社会的な正解に当てはめようとしたりして、自分の本音を胸の奥に閉じ込めてしまっていることが、漠然とした不満やモヤモヤの根底にあると気付きました。
そこから「自分のど真ん中を生きる」ことを決意し起業しました。様々な挑戦を経て、現在は人や組織が自分らしい・その会社らしい軸を見つけ、中長期的な目線で変容していくプロセスに伴走しています。自分自身が人生を取り戻せた実感があるからこそ、同じように悩む人の背中を少しでも押したいと思っています。
仕事へのこだわり
仕事において大切にしているのは「徹底的に本質を追求すること」です。新卒1年目の頃から、与えられた業務に対して「この仕事は誰を幸せにするのか?本当に社会に必要とされているのか?」という問いを持ち続け、上司と議論してきました。たとえ数字として成果が出ていても、それが本質的に価値あるものでなければ意味がないと考えています。
また、目先の利益やわかりやすい成果に捉われないことも、仕事のスタイルとして一貫していますね。短期的に売上が立ちそうな提案であっても、長期的な信頼や誠実さを損なうものであれば選びません。その仕事に誇りが持てるか、未来の自分にも胸を張れるかを常に自分に問い続けています。
コーチングセッションにおいては、成果より「在り方」を重視します。表面的なアドバイスではなく、自分自身が本音に正直に向き合い、人生をかけてクライアントに向き合う。その生き様こそが、クライアントの変容に最も影響を与えると信じています。
セッションの質は、テクニックよりも「どれだけ信じられるか」「どれだけ深く聴けるか」にかかっています。だからこそ、自分の感情や違和感に敏感であり続け、誠実でいられる自分を磨き続けたいと思っています。クライアントの人生に深く関わる以上、自分も覚悟と透明性をもって関わることが、信頼と変容の土台になると信じています。
さらに、クライアント個人だけでなく、「その先」までを見据えることも大切にしています。目の前の課題解決に留まらず、その人の変容が、ご家族や友人、パートナー、チームなど周囲の人々にも良い影響を波及させると信じて関わっています。クライアントの変化が誰かの希望になる、そんな循環を生む支援ができたとき、この仕事の本当の価値を実感しますね。
若者へのメッセージ
とにかく、「経験と体験」を大切にしてほしいです。考えているだけでは人生は動かないですし、正解も見えません。実際に動いて、失敗して、笑って、悩んで、身体に刻まれた記憶は、どんな理屈よりも深く残り、人生のエネルギーになります。
そして「勇気」を持つことが大事です。まだ見ぬ未来を恐れて、最初の一歩をためらってしまう人が少なくないように思います。でも、やってみたら「意外とできた!」と思うことは本当にたくさんあります。だからこそ、あれこれ考える前に、一歩踏み出してみてほしいです。
もちろん、迷う時間も無駄じゃありません。僕自身、何をしたいか分からずキャリア迷子だった時期がありますが、その立ち止まりがあったからこそ、自分と向き合うきっかけを得られました。焦らず、迷いながらでも歩いていけば、必ず何かが見えてきます。
大切なのは、外の正解ではなく「自分の内側の声」に耳を澄ませることです。他人の期待に合わせるのではなく、「自分はどう在りたいか」を大切にしてほしいと思います。
そして、ひとりで抱え込まなくていいのです。誰かに話すことで心がほどけたり、答えが見えてきたりすることもあります。時には頼ることも、強さの一つです。
今という時間を生き切った人だけが、未来を自由に描けます。心が動く瞬間を信じて、ガンガン挑戦してみてください。
あなたの人生は、あなたのものです!