リーダーインタビュー
出口グラウシオ
株式会社グランドツー 代表取締役 出口グラウシオ https://grand2.com/

Profile

1983年、ブラジルのサンパウロで生まれ、8歳で日本に移住し、高校時代には長野県の松商学園サッカー部で3年連続全国高校サッカー選手権に出場。高校卒業後にはブラジル1部リーグのVolta Redonda FCに入団し、プロサッカー選手としての道を歩み始める。
しかしケガでプロの道を断念することとなり、さらに中京大学在学中の2005年にはサッカーの道を諦め、自身のビジネスをスタートさせ、株式会社グランドツーを創業。2009年に法人化し、当初は名古屋に本社を置いていたが、2010年前後に東京へ移転。現在は東京・目黒に本社を構えている。
主なサービスとして、助成金・補助金をマッチングするプラットフォーム「情報の泉」を2018年にリリースし、2023年には特許を取得した。

現在の仕事についた経緯

プロサッカー選手としてのキャリアを歩む中で、「自分で事業を起こし、人の役に立つ価値を生み出したい」という思いが徐々に強まっていきました。
しかし、度重なるケガによりサッカーでの限界を感じ始め、2005年にサッカーの道を離れ、経営の道に進む選択をしました。
大学3年生の夏にはその思いを形にするべくサークルを立ち上げて、スキーやキャンプなどの企画を次々と成功させました。大学在学中に自身でビジネスを立ち上げた経験こそが、後に株式会社グランドツーを設立する原点となりました。

仕事へのこだわり

「胸を張れる仕事」にこだわっています。
私にとって仕事とは、単に利益を上げるための手段ではなく、社員を含めた人々に“快適さ”と“楽しさ”を提供し、「ありそうでなかった価値」を創造することです。
そして、「0から1を創造し、100を具現化する」という姿勢で弊社の掲げる「グランドツー」を実現することで、日本の未来を明るくできると確信しています。
また、国内にとどまらず、海外展開にも積極的に取り組んでおり、グローバルな視点を強く持って、クライアントの国際展開を支えるパートナーとしても貢献することを目指しています。
その上で、AIの登場が大きな追い風となっています。現在、全社でAIを導入しており、最近ではエンジニアとしての活動も始めるなど、まさに「胸を張れる仕事」を徹底しています。作業効率の向上によって、少数精鋭で最大の価値を生み出すというビジョンを実現しています。

若者へのメッセージ

若いうちに、自分の可能性を信じて挑戦してほしいです。私もゼロからのスタートでしたが、それでも“自分の道は自分で切り拓ける”ということを強く実感しています。
私自身がサッカー選手から起業家へとキャリアを大きく変えた経験。そしてIT・グローバルビジネスの現場で学んだこと——そのすべてが、「若い皆さんには、自分の強みを武器に新しい挑戦を恐れず飛び込んでほしい」という思いにつながっています。
「胸を張れる仕事」の形は一つではありません。私は、世の中に新しい価値を生み出し続け、国内にとどまらずグローバルな視点を持つことで、国内外を問わず活躍するチャンスが広がると信じています。だからこそ、国境や既成概念にとらわれず、自らの可能性をどこまでも伸ばしてほしいと願っています。