現在の仕事についた経緯
私は高校卒業後すぐ、建築の世界へ飛び込み、26歳のときに独立しました。
建築板金業界で高齢化と職人不足が深刻化する中、若くして起業した私は、経験不足で多くの困難に直面しました。しかし、誠実に対応する姿勢を心掛け、仕事に対する情熱を持ち、周りの諸先輩方に助けていただきながら信頼を築いてきました。その結果、仲間も少しずつ増え現在では5名体制に成長しました。
私の夢は「日本に若い職人を増やし、日本の技術を世界に広めること」です。地域の人々に喜ばれる建築板金を目指し、日々現場で奮闘しています。
仕事へのこだわり
私が仕事において大切にしているのは、「誰かのために、心を込めてつくる」という職人としての原点です。
若くして建築の世界に飛び込んだ私は、最初から恵まれた環境ではありませんでした。現場では年上の職人たちに混ざり、技術も経験もない中で、ただひたむきに手を動かし、学び続ける日々が続きました。朝一番に現場へ入り、最後まで残って掃除をする。そんな姿勢を積み重ねることで、徐々に信頼を得ていきました。
私が築いてきたスタイルのひとつが、「丁寧な対話」と「現場の美しさ」です。
建築は人と人がつくるものです。お客様の想いを汲み取ること、そして一緒に働く仲間と気持ちよく仕事を進めることが、良い家づくりに欠かせないと考えています。そのため、お客様との打ち合わせや現場での職人同士のコミュニケーションを大切にし、常にオープンな関係を築いてきました。
また、現場の整理整頓や清掃へのこだわりも強く、「現場は名刺代わり」と考えています。どんなに小さな仕事でも手を抜かず、仕上がりの美しさと同時に、作業中の姿勢や現場環境にも気を配る。そういった心掛けが、地域のお客様や協力会社からの厚い信頼につながっています。
「若い職人のロールモデルになりたい」と常々考えているため、技術だけでなく、仕事に向き合う姿勢そのものを後輩たちに伝えています。ただの“作業”ではなく、“想いを形にする仕事”としての建築板金。そのスタイルは、今も変わらず現場の中で息づいています。
若者へのメッセージ
今の時代、やりたいことが見つからなかったり、自信が持てなかったりする若者も多いと思います。しかし、最初から完璧じゃなくていい、大事なのは「目の前のことに全力で向き合うこと」だと、私は職人としての経験から強く感じています。小さな仕事でも、コツコツ続けていく中で、自分の強みや得意なことが見えてくるものです。
私自身も、26歳で独立したときは不安だらけでした。でも、信じてくれる人の期待に応えたいという一心で、毎日現場に立ち続けてきました。そうして積み重ねた時間が、今の自分をつくってくれたと思っています。
挑戦することを恐れず、一歩を踏み出してください。そして、人とのご縁や現場での経験を大切にしてください。それが、あなた自身の力になるはずです。
未来をつくるのは、間違いなくあなたたちです。応援しています!