現在の仕事についた経緯
祖父が大工で、幼い頃から職人さんと木に囲まれて育ち、昔気質で腕のいい職人の祖父に憧れて大工になりたいと思っていました。
18歳の時に偶然紹介していただいた親方のもとに弟子入りし、5年間仕事を通じて、技術はもちろんのこと大工のあるべき姿や職人としてのノウハウを学ばせていただき、独立いたしました。
仕事へのこだわり
最高のものを作りたいという一心で、私たちは常に目の前の利益や効率ではなく、未来を見据えたものづくりに取り組んでいます。その中でたどり着いた答えが「木造」です。
木造建築には、日本が長い年月をかけて育んできた文化的価値と、美しさ、そして人と自然をつなぐ力があります。
この伝統を絶やさず、次の世代へと受け継いでいくことこそ、今の私たちにできる使命だと感じています。将来的には、「職人学校」を設立し、木造建築の未来を担う人材を育てていきたいと考えています。
文化を守り、未来を築くために、私たちはこれからも木造に向き合い続けます。
若者へのメッセージ
本当に大事なのは“本物”をつくることだと思います。時間がかかっても、手間がかかっても、魂を込めたものは残るのです。僕が木造建築にこだわるのもそのためです。
もし何かに本気で打ち込みたいと思っているならば、迷わずチャレンジしてほしいです。未来を創るのは、あなたたちです。