現在の仕事についた経緯
英会話教室の運営や子育てを通して、子どもが「わかった」「できた」と目を輝かせる瞬間に何度も立ち会ってきました。学ぶことで自信を持ち、世界が広がっていく姿を見ることが、私自身の喜びでもありました。
英語を教えることを夢見ていた母は、40歳で他界しました。母の死をきっかけに、「やりたいことは後回しにせず、挑戦は形にしなければ…」という思いが強くなりました。その思いを胸に、子どもたちが自分の「好き」や「やってみたい」を大切にできる場所をつくりたいと考え、Wakury Academia合同会社を立ち上げ、現在の次世代学習スタジオの運営に至っています。
仕事へのこだわり
新人時代から一貫して大切にしてきたのは、「人の可能性は環境で大きく変わる」という考え方です。
仕事や生活を含めたこれまでの経験の中で、人は意識せずとも「与えられた空間や言葉」に影響を受け、その積み重ねが行動や選択、可能性そのものを形づくっていくのだと、強く感じるようになりました。その後、英会話教室の運営を経験し、子どもたちが自信を持てるかどうかは、教え方だけでなく、“安心して失敗できる場”があるかどうかで決まると実感しました。
子育てを通してさらにその思いは強くなり、「できる子を選ぶ」のではなく「どの子も伸びる設計をつくる」ことが自分の役割だと考えるようになりました。Wakuryでは、英語やプログラミングを単なるスキルとして教えるのではなく、遊び・体験・テクノロジーを組み合わせた“子ども自身が学びに入り込める仕組み”として提供することを重視しています。
VRやゲームを導入しているのも、子どもたちが自発的に集中し、挑戦する状態を自然につくるためです。正解を与えるのではなく、「考えたくなる環境」を設計する、そして子どもたちの衝動と躍動をサポートする。それが私の仕事のスタイルであり、これからも大切にしていきたい軸です。
若者へのメッセージ
これからの時代は、正解を早く出せる人よりも、自分で問いを立てられる人が強い時代です。失敗しないことよりも、試してみることの方がずっと価値があります。私自身も、遠回りや想定外の経験を重ねながら、今の仕事にたどり着きました。
大切なのは「何者になるか」よりも、「何にワクワクするか」です。好きなことや気になることを深掘りしていくうちに、それが仕事や役割につながっていきます。完璧な計画がなくても構いません。小さく動き、学び、軌道修正することを恐れずに続けていくことが、これからの時代の一番のスキルです。
自分の可能性を、自分で狭めないでください。あなたの好奇心は、必ずどこかで誰かの役に立ちます。

