リーダーインタビュー
沢野純一
グローバルエクセレンス合同会社 代表 / グローバル仕事人Navigator 沢野純一 https://global-excellence.biz/

Profile

プライム上場電気メーカー、外資系エレクトロニクス企業で13年の海外駐在を経験し、25年以上にわたって海外ビジネスの第一線で活躍。ビジネス等で訪問した国は4大陸50か国以上。
現在は、経営コンサルタントとして企業の事業支援を行う。仕事の成功エッセンスを体系化した「グローバル仕事人実践講座」を主宰し、グローバルリーダーの育成に尽力。
米国フェニックス大学MBA(Global Management)、通関士、宅建士、BMIA認定コンサルタント、M&Aシニアエキスパート等の資格を保有。異文化コミュニケーション学会会員。
書籍:インバウンド対応の悩みをゼロにするグローバル人材育成の教科書(つた書房)。

現在の仕事についた経緯

13年に及ぶ海外駐在を通じ、欧米のビジネス現場から日本企業を客観的に見る立場に立ちました。その中で強く感じたのが、日本のビジネス力、とりわけ「グローバル人材」を起点とした競争力の低下でした。技術や品質では決して劣っていないにもかかわらず、海外で十分に価値を伝えきれず、機会を逃している企業が少なくない。その現実に、強い危機感を抱きました。
「日本はまだ戦える。だが、そのためにはグローバル人材育成と仕事のやり方を変えなければならない。さらには、日本を再び世界で輝かせたい——“REVITALIZE”したい」という思いから、海外ビジネス支援コンサルティングとグローバル人材育成を両輪とする事業としてグローバルエクセレンスを立ち上げました。
そして、再現性ある海外ビジネス拡大とグローバル人材育成の拡充で、日本企業の再成長に貢献したいと思っております。

仕事へのこだわり

私の仕事へのこだわりは、一貫して「現場で成果が出るかどうか」という一点に集約されます。
海外ビジネスというと、語学力や知識、理論が注目されがちですが、私はそれだけでは結果は出ないと考えています。重要なのは、異なる文化や価値観の中で相手の立場を深く理解し、信頼関係を築いたうえで、最終的にビジネスとして“形”にする力です。その姿勢は、25年以上にわたる海外ビジネスの経験と、13年間の海外駐在を通じて培われてきました。

特にこだわっているのが、「机上の空論を語らない」という点です。自身が欧米中日という4極で実際に交渉し、失敗し、成功してきた経験をもとに、常に実務目線で考えます。お客様の海外展開支援においても、理想論ではなく、限られた人材・資金・時間の中で何を優先すべきかを明確にし、再現性のある具体策に落とし込むことを重視しています。

また、私が大切にしているのは「人の成長が事業の成長につながる」という考え方です。海外ビジネスは個人の力量に依存しがちですが、属人的になってしまっては企業としての持続性はありません。そのため、経験やノウハウを言語化し、体系化し、人に伝えること、さらには組織での仕組みに落とし込むことに強い使命感を持っています。グローバル仕事人実践講座は、その集大成とも言える取り組みです。

仕事をする上での原点は、「世界中の誰とでも、笑顔で仕事を楽しみながら結果を出す」ことです。厳しい交渉や困難な局面に直面しても、相手を尊重し、誠実に向き合い続ける。その積み重ねこそが信頼を生み、次のビジネスにつながると確信しています。

若者へのメッセージ

私が若い世代に伝えたいのは、「自分なりの軸を持ち、世界に踏み出してほしい」ということです。
私自身、海外駐在や国際ビジネスの現場で数多くの成功と失敗を経験してきました。その中で明確になったのが、自分のMISSION、すなわち「何をやりたいのか」そして「何のためにやるのか」を言語化する重要性です。目的が定まれば、日々取るべきACTIONが明確になり、困難な局面でも前に進む力になります。そして最後に支えになるのがPASSION、情熱です。情熱は、環境や立場が変わっても自分を動かし続ける原動力になります。

同時に、長い人生は公私にわたり、常にChance(機会)とChallenge(挑戦)の連続です。良いこと、悪いこと、ラッキーな仕事や苦汁をなめる仕事等、すべて自分を試す絶好のチャンスになります。
挑戦を避けず一歩踏み出すことで、人は必ずChange(変化)します。そして周りへの変化ももたらします。変化を恐れず、自らをアップデートし続ける姿勢こそが、これからの時代に求められる力です。
若いうちにこそ視野を広げ、多様な価値観に触れてください。その積み重ねが、将来必ず自分だけの強みとなり、世界で通用する人材へと成長させてくれるはずです。