リーダーインタビュー
相原一斗
株式会社YELL-Teen 代表取締役 相原一斗 https://yell-teen.jp/

Profile

日本大学文理学部卒業後、IT企業に新卒入社。その後、数社を経て事業改善コンサルやIT・DXコンサルを手掛け、社内新規事業の立ち上げなどITを活用した企業支援について多くの実績を積んできた。また、総提案数400overの新規ビジネスコンテストで最優秀賞を獲得するなど、ビジネス提案にも秀でている。
2024年1月には株式会社YELL-Teenを設立し、クラウドファンディング系VTuber事業や求人エンタメ事業を立ち上げた。音楽グループ「En:Musubi」との事業提携を通じて、2次元と3次元を融合したエンターテインメント分野で活躍中。

現在の仕事についた経緯

株式会社YELL-Teenは「クラウドファンディングをより身近な存在に」を使命に、起案者の「挑戦」にリスペクトを込めて支援しています。成功率が低いクラウドファンディングの現実を受け、プロジェクト終了後も起案者と共にリスペクトし続ける関係を築きたいと考えています。
社名の由来は「応援」と「若き心」で、ロゴには「挑戦の1ページ目を応援したい」という想いが込められています。成功した起案者が次の挑戦者を応援する、YELL-Teenファミリーとしての広がりを目指します。そのような世界観を作るために株式会社YELL-Teenを設立しました。

仕事へのこだわり

私の仕事へのこだわりは、「社会的意義」を重視したビジネス創出にあります。クラウドファンディングのような挑戦的な分野では、利益追求だけでなく、社会に対して真に意味のある成果を生み出すことを意識しています。私たちの活動が挑戦者や支援者に価値を提供できるかを常に考え、社会的意義を持つ仕事を通じて、商業的成功を超えた満足感を得られると信じています。それこそが、持続可能なビジネスを築く鍵だと考えています。
若い頃、私は自分の力で何でもやり遂げられると過信していました。IT業界に入った時も、「頑張れば何かでてっぺんを取れるだろう」と軽い気持ちでした。その結果、いくつかの苦しい経験をしましたが、今振り返ると、”当時の行動がすべてが間違いだった”までとは思っていませんが、もっと考慮すべきことがあったと感じています。特に、独りよがりになりがちだったことが、仕事を進めるうえで障害になったと反省しています。
その中で学んだ重要なことは、「1人でできることには限界がある」ということです。最初は自分の力だけで進めようとしましたが、次第に「人を頼る」重要性に気づきました。ビジネスでは周囲のサポートが不可欠だと実感し、私は「周囲への感謝」を常に心掛け、成功後には感謝の気持ちを伝えるようになりました。成果は一人の力で成し遂げるものではなく、周囲の協力があってこそ成り立つものだと理解しています。
その後、周囲を先導する仕事が増える中で、感謝の気持ちを早い段階で意識し、それを実行に移すことで、私の仕事スタイルが大きく変わりました。この姿勢が仕事の視野を広げ、より効果的な結果を生み出すことに繋がったと実感しています。

若者へのメッセージ

これからの未来を切り開く皆さんへ。当社はクラウドファンディングを通じて資金を集める支援を行っていますが、私たちの目的は「お金以上の価値を見つけていただく」ことです。お金を集める以上に、挑戦する過程や挑戦後の振る舞いに価値があると考えています。
挑戦することが全てではなく、挑戦に大小や優劣はありません。時には「挑戦しないこと」が選択肢となる場合もあります。大切なのは、挑戦を決めたならば、1つ1つの行動に意図と意味を持たせ、成功した際には慢心せず、周囲への感謝を忘れずに次の挑戦者にその感謝を還元する姿勢です。失敗からも学び、成長していくことが重要です。このような意識の積み重ねが、皆さんを成長させ、より良い未来を切り開く力となります。挑戦の過程や結果にこだわらず、常に前向きで感謝の心を持ち続けることが、最終的に自分を成長させる大きな力になるでしょう。
さらに、周囲の支えがあってこその成功であることを忘れず、感謝を示すことで、より深いつながりを築いていくことができます。共に歩みながら、ポジティブなエネルギーを循環させることで、皆さんの未来はきっと明るく、素晴らしいものになるはずです。