リーダーインタビュー
町田 博
マッチングワールド株式会社 代表取締役社長 町田 博 https://matching-world.com/

Profile

1949年生まれ。鹿児島県出身。鹿児島商業高校卒業後、近畿電気通信局に入社。
その後、大阪の現金問屋に就職。1983年に株式会社光陽を設立。当時年商200億円の企業を作り上げる。しかし創業から6年後、不運が重なり在庫負債46億円を抱えて倒産。
その後、浪人時代などを経て、2001年に株式会社マチダ(現マッチングワールド)を設立。代表取締役社長に就任。現在に至る。

Xアカウント:https://x.com/M_matching_News

現在の仕事についた経緯

現在の会社を起業をしたきっかけは、過去に1度過剰在庫による大型の負債を抱えて破産したことがきっかけです。

2度目の起業(現在の会社)をするにあたって「これからは在庫の問題を解決していく。これまで迷惑を掛けた業界への恩返しをする。人生を懸けてこれに取り組んでいこう」その思いが原点となっています。そして、2001年に現在のマッチングワールドの前身となる株式会社マチダを設立。在庫のマッチング事業を本格的にスタート。独自に開発した「M-マッチングシステム」によって、在庫を売りたい事業者とそれを買いたい事業者とをマッチングさせることで、余剰在庫を必要在庫にと変える、「在庫の流動化ビジネス」を展開している。

仕事へのこだわり

仕事で心掛けてきたことは「粘る・がんばる・諦めない」ということです。

吃音で営業に向いていないと言われたときも、46億円分の余剰在庫を抱えて倒産したときも、結果として多くの人・企業・銀行に迷惑をかけたときも「粘る・がんばる・諦めない」という信念を持っていたことで、今の自分があります。たくさんの人たちが支えてくれて協力してくれたおかげではありますが、私が粘らず・がんばらず・諦めていたら今ここにはいませんよね。

若者へのメッセージ

「たくさん失敗して、苦労したものを自分の経験値にして、最後に笑え」です。

私は最初に立ち上げた会社で46億円分の余剰在庫を抱えて倒産、自己破産をしたこともありますし、辛い浪人生活を送ったことも何度もあります。それも家族を持ちながらです。ですが、現在はこうして会社のメンバーに恵まれ、当社独自のシステムを用いて社会問題の解決をしつつ上場を目指しています。当時の失敗があったからこその今だと思いますし、あのとき諦めなかったことで今があると思います。失敗しても経験として糧にして、「最後の最後に笑った者が勝つ」という気持ちで頑張って欲しいと伝えたいです。