現在の仕事についた経緯
幼少期の私は、海外への憧れを抱いていました。中高一貫校へ進学後も英語の専門学校に通い、卒業後はメーカーで貿易業務に就いたのち渡米。ニューヨークの日本企業で輸出入に携わり、この間に学士、そしてイギリスの大学院で修士号を取得しました。
大学院卒業後は、ビジネスパートナーと共にグローバル人材育成事業を主とする会社を設立。100を超える欧州ビジネススクールや大学と連携し、留学支援や人材紹介を行い、多くのビジネスパーソンのキャリアをサポートするなかで、コーチングや人材育成コンサルティングとの運命的な出会いを果たします。
その後、「株式会社トップ・ノッチ」を設立し、コーチングとコンサルティングを合体したメソッドを確立してきました。今、皆さんの可能性を最大限に引き出すお手伝いができることに大きな喜びを感じています。
仕事へのこだわり
私の仕事へのこだわりは、単に知識を提供するだけでなく、クライアント自身が内なる答えを見つけ出すプロセスを徹底的にサポートすることです。これは、グローバル企業での経営経験と、多様なキャリア・人材育成の現場で培われた信念です。
クライアントに人生の出来事、強み、弱み、好き嫌いといった要素を深く掘り下げてもらう「自己棚卸し」を特に大切にしています。表面的な「転職したい」といった願望の裏にある、本当の不満や願望の根本原因を明らかにするための重要なステップです。この自己理解が深まることで、初めて本当の意味での目標設定が可能になると考えています。
目標が明確になった後は、その達成に向けた具体的なプロセスの設計と、継続的なレビューおよび軌道修正を大切にしています。人は一人ではなかなか客観的に自分を評価し、適切な軌道修正を行うことが難しいものです。そこで私が第三者のコーチとして、クライアント自身が最善の答えに辿り着けるような問いかけを投げかけます。ここには上下関係は一切なく、対等なパートナーシップを通じて、クライアントの内なる可能性を最大限に引き出すことを目指しています。
社名である「トップ・ノッチ」には、私の強い思いが込められています。クライアントの皆さんが、自身のキャリアと人生において、常に最高の状態を目指し、実現してほしいという願いです。この一貫した姿勢と、一人ひとりの状況に合わせたきめ細やかなカスタマイズこそが、私がキャリアの経験を通して築き上げ、大切にしている仕事のスタイルです。単なる「アドバイス」で終わらせず、「行動と結果」に繋がる伴走をすること。これが私の譲れないこだわりです。
若者へのメッセージ
若い皆さんへ私が伝えたいのは、「自分と向き合い、変化を恐れずに自分の道を切り開く勇気を持ってほしい」ということです。人生において、キャリアや進むべき道に迷いを感じたり、立ち止まってしまったりすることは、誰にでもある自然なことです。人生の転機は多かれ少なかれ訪れるものです。
大切なのは、そうした時にこそ、深く自己を探求することです。自分の経験、強み、そして本当に望むことにじっくりと向き合う時間を持つことは、未来を切り開く上で非常に大きな力になるはずです。
そして忘れないでほしいのは、「人生はこれでいいんだ、ということはない」ということです。失敗を恐れる必要はありません。たとえつまずいたとしても、そこから必ず成長できますし、いくらでもあなたの未来は作り直せます。そのためには、学び続けることが大切です。尊敬できる人や目標となる人のアドバイスに真剣に耳を傾けるのも大事だと思います。常に視野を広げていけば、きっと多様な道が広がっていくはずです。
人生は一度きり。自ら考え、行動することで、最高の自分自身と出会い、充実した人生を築いていってほしいと心から願っています。