現在の仕事についた経緯
システムエンジニアとしての経験、台湾メーカーでの営業経験、そして日本語教師としての経験を掛け合わせる形で、現在の仕事にたどり着きました。
日本語教師として多くの外国人ITエンジニアと接してきた中で、日本のIT業界では、外国人が情報不足や文化の違いから、本来の能力を活かせていないという現実を目の当たりにしました。特に、高いスキルを持ちながらもキャリアアップの方法が分からず、悩んでいる方が多くいました。
そんな現状を変えたいという思いから、ITトレーニングと就職支援、職業紹介を一体型で行う現在の仕事を始めました。
仕事へのこだわり
私の仕事へのこだわりは「チャレンジを恐れないこと」です。現在のビジネスモデルも、起業当初から完成されていたわけではありません。クライアントや受講生のニーズに向き合い、自分たちにできる解決策を探しながら形作ってきたものです。そして今も、社会や業界の変化に応じて常に見直し、柔軟にアップデートしています。
とくにAIの登場によって、IT業界の構造や求められるスキルは日々変化しており、これまで通りのやり方だけでは通用しないと感じています。けれど「すべての人が最大限の能力を発揮できる環境をつくる」という私の軸は変わりません。これを実現するためであれば、どんな手法であってもチャレンジし、検証を重ねていくということを大切にしています。
若者へのメッセージ
ぜひ、いろいろな経験をしてください。私はシステムエンジニアとしてのキャリアから始まり、台湾メーカーでの営業、日本語教師など、まったく異なる職種を経験してきました。新しいことに挑戦するのが好きだったこともありますが、結果として、その全ての経験が今の仕事に活きています。ひとつとして無駄なことはなかったと、心から思っています。
もちろん、ひとつの仕事を続ける中でもさまざまな経験を積むことができます。大切なのは、「この経験がどう活かせるか」よりも、「どんな経験でも無駄にしない姿勢」だと思います。
今の時代、変化のスピードはとても速く、3年後の働き方すら予測がつきません。だからこそ、今の自分にできるチャレンジをどんどんして、柔軟に経験を重ねていってください。その経験は、必ず強みになります。