現在の仕事についた経緯
大学時代から、「仕組みで経営を支えるマーケティング」に強く惹かれていました。
卒業後は「Webの力で経営をサポートしたい」と考え、Webマーケティング会社に就職。
広告運用や戦略立案を通じて多くの企業の売上アップに貢献しましたが、一方で、現場では人が疲弊し続けている現実に、次第に疑問を感じるようになりました。
その後独立し、コンサルタントとして順調に実績を重ねたものの、「もっと成果を出さなければ」と自分を追い込みすぎた結果、SNS炎上や長期間の体調不良を経験。
その苦い経験から、初めて「頑張りすぎない経営」の大切さに気づきました。
この気づきをきっかけに、経営者が自分自身と向き合い、心身の健康を守りながら成果を出す「両想いビジネス」という考えにたどり着きました。
現在は、経営者の長時間労働を是正しつつ、持続的な成果を生み出す経営スタイルの実現をサポートしています。
仕事へのこだわり
私はずっと、「どうすればもっと成果を出せるか」に強いこだわりを持って働いてきました。
けれどもその過程では、心や身体をすり減らし、何度もどん底を経験しました。
大学卒業後に入社したWebマーケティング会社では、100社以上の広告運用を担当し、試用期間中に年間MVPを受賞。
一見順調なスタートでしたが、1日3時間睡眠の生活が続き、体調を崩してしまいました。
転職先の美容医療企業では、Webマーケティング部長として月商1.3億円の事業を3.5億円超に成長させました。
けれど、成果が出ても「人を大切にしない社風」に違和感を覚え、起業を決意しました。
独立後はコンサルタントとして順調に売上を伸ばしましたが、「もっと結果を出したい」「もっと役に立ちたい」と自分を追い込みすぎてしまい、SNS炎上や長期の体調不良に。
売上はゼロになり、「成果を出しているのに、なぜ心が満たされないのか」と深く悩みました。
そんな経験の中でたどり着いたのが、「両想いビジネス」という考え方です。
経営者が自分の本心と向き合い、自分自身と“両想い”になれたとき、社員やお客様、家族、社会との関係も自然と良くなり、結果として持続的な成果がついてくる——そう確信しています。
現在は「無理のない働き方で、最大の成果を出す」ことを信条に、経営者の長時間労働を是正し、自分をすり減らさずに利益を上げられる仕組みづくりをサポートしています。
経営者自身が幸せでなければ、どんなに立派なビジョンを掲げても、人の心には届きません。
これからも私は、「成果」と「幸せ」を両立させる経営のあり方を広め、心地よく、持続可能な経営文化の実現に貢献していきます。
若者へのメッセージ
「とにかく成果を出さなきゃ」「もっと頑張らなきゃ」——そんな思いで突っ走る日々は、たしかに成長のきっかけになることもあります。
私も若い頃は、“努力こそが正義”だと信じて、ひたすら前だけを見て走り続けていました。
けれどその結果、心も身体も限界を超えてしまいました。
人生は、短距離走ではなく長距離のマラソンです。
目の前の評価や周囲の期待にとらわれすぎると、自分の本音がわからなくなります。
特に今は、SNSなどで「他人の成功や理想像」が簡単に目に入ってくる時代。
知らず知らずのうちに、誰かの人生を生きようとしてしまいがちです。
でも、本当に大切なのは「自分とちゃんと向き合うこと」。
疲れていても無理に頑張り続けたり、不安や焦りをごまかすために成果を追い求めたりすると、どこかで必ず心が折れてしまいます。
逆に、自分の心の声に耳を傾けて、「本当はどうしたいのか」「どんなふうに生きたいのか」をじっくり見つめたとき、不思議と力が湧いてきます。
人生は、自分自身と“両想い”になることから始まります。
自分を大切にできる人こそ、人からも信頼され、本当の意味で周囲と良い関係を築けるようになります。
焦らなくて大丈夫。人と比べなくて大丈夫。
どうか、自分らしい人生を、自分のペースで歩んでください。