現在の仕事についた経緯
大学卒業後に建築コンサルティング会社に入社し、法人営業として、業界問わず数多くの企業と向き合い、現場の課題解決に尽力しました。その後、映像制作会社に転じ、プロデューサー兼経営企画としてブランド構築や新規事業開発を手がける中で、「良いサービスを持ちながら営業面で成果を出しきれない企業が多い」という構造的な課題を強く認識するようになりました。
この経験を通じて、「営業支援と人材シェアリングの融合」という独自のアプローチを構想。2025年、株式会社ダイレクトヒューマンマーケティングを設立し、代表取締役に就任しました。マーケティング営業支援・BPO支援・インターンマッチングを中心に、営業組織の最適化と人材の流動性を高める支援を展開しています。
現在では、複数の企業で取締役も兼任しながら、スタートアップや中堅企業への戦略支援・SaaS事業の立ち上げ支援にも携わるなど、経営と現場をつなぐハンズオン型の支援を強みとしています。
仕事へのこだわり
「お前に何ができるんだ?」——社会に出たばかりの自分に、心の中で何度も問いかけました。新卒で飛び込んだ建築コンサルの現場は、そう甘くはありませんでした。知識も経験もない私にできたのは、ただひたすらにお客様の話を聞き、泥まみれになって走り回ることでした。それでも、現場の声に耳を傾け続けたある日、「君が担当でよかった」と言われた瞬間、胸の奥が熱くなったのを今でも覚えています。
その後、映像制作の世界へ。ビジュアルと物語で価値を伝える仕事でしたが、華やかな表舞台の裏で、企画に悩み、編集に追われ、納品する映像制作の案件を1つでも獲得するために0からリード獲得して体制を構築してまいりました。その中でも、企業の想いが社会に届き、人の心を動かしたとき、「これが自分の使命かもしれない」と思ったのです。
だからこそ、私は“売る”ことの本質に向き合いたいと思いました。良い商品があるのに伝わらない。想いがあるのに届かない。そんなもどかしさを解消するため、2025年にダイレクトヒューマンマーケティングを立ち上げました。マーケティング営業支援も、BPOも、インターンマッチングも、すべては「人の可能性を信じ、つなげる」ための手段です。
私のスタイルは、変わりません。誰よりも近くで、誰よりも本気で、一緒に汗をかく。課題に寄り添い、想いを届け、成長に伴走する。それが、私の仕事に対する“覚悟”です。
若者へのメッセージ
「自分には何もない」——そう感じることがあっても、どうか焦らないでください。私もそうでした。知識もスキルもなく、ただがむしゃらに働いていた20代。でも、今振り返ると、“目の前の人に本気で向き合うこと”だけは手を抜きませんでした。それが、自分のスタイルを形づくってくれたと感じています。
正解を探すより、“目の前のことにどう向き合うか”を大切にしてください。遠回りに見えることが、いつか大きな財産になるのです。失敗しても、悔しくても、「挑戦する力」は誰にも奪えません。
迷ったら、飛び込んでみてください。今を本気で生きるあなたの姿が、未来を切り拓きます。