リーダーインタビュー
前田雄太
株式会社アイカタマッチング 代表取締役 前田雄太 https://aikata-matching.com/

Profile

長崎県立佐世保工業高校卒業。株式会社デンソーに入社後、企業内短大にて2年間学び、生産技術開発部門にて金型関連業務に16年間従事。
2024年に独立し、株式会社アイカタマッチングを設立。製造業のマッチングサイト「相型MATCHING」を運営。

現在の仕事についた経緯

私は、自動車部品メーカーの株式会社デンソーで、生産技術の研究・開発から量産まで幅広く携わってきました。特に金型の設計・開発を担当し、協力企業と連携しながら開発を進めてきました。
現在、日本の製造業は多くの中小企業が廃業の危機にあり、年々企業数や従業者数が減っています。これらの中小企業の技術力やノウハウが世に知られずに埋もれている現状に強く課題を感じました。
そこで、企業同士を効果的に繋げることで、産業全体の活性化に貢献できると考え、製造業の金型に特化したビジネスマッチングサービス「相型MATCHING」(アイカタマッチング)を2025年にリリースしました。これまでに培った経験を活かし、製造業の活性化を目指しています。

仕事へのこだわり

新人時代から「現地・現物」を心掛けています。製造業では、現場に課題が存在しており、机上の理論だけでは解決できないことが多いです。何か製品の不具合があれば、現場で自分の目でモノを見る。手で触ってみる。顕微鏡で拡大して確認する。そして現場の人と話をする。このようにして自分自身で収集した情報を整理し、パズルのように組み立てることで、不具合の仮説を導き出します。その仮説をもとに現場の方と再度議論や検証を重ねながら、課題解決に取り組みます。

モノづくりに対して妥協しない姿勢を示すことで、現場の方も積極的に協力してくれるようになり、自然とチームが形成されていきます。結果として、製品原価を数十%削減できたり、何十年も解決できなかった現場の課題を解決できたり、特許を取得できたりと、多くの成果を生み出してきました。現在もこの考え方を基本として、顧客やパートナー企業とのコミュニケーションを大切にしながら、共に成長できる環境づくりに力を入れています。

また、仕事を進める上で悩むこともありますが、じっくり考えてもわからなければ、とりあえずやってみるようにしています。何もせずに考え込んでいても前には進まないからです。「転ぶなら前に転べ」の精神で、100点満点中10点の出来でもいいから行動に移します。実際に動いてみることで気付くこともあり、失敗してもそれが経験となり次のステップへの糧となります。

若者へのメッセージ

仕事は、ただ与えられたことをこなすだけでなく、自分の意思で取り組むことが大切です。この記事を読んでいる皆さんは、新しいことにチャレンジするのが好きな方が多いと思います。何事にも積極的に関わり、常に好奇心と向上心を持ち続けてください。難しい課題に挑戦すれば、うまくいかないこともたくさんありますが、失敗を恐れず、チャレンジをし続けてほしいと思います。

例えば、自転車に乗れない人から見ると、自転車に乗るのはとても難しそうに感じます。しかし、実際にやってみると、練習次第で誰でも乗れるようになります。これは仕事にも通じることで、一見難しそうなことでも、やってみると意外とできたり、取り組んだからこそ得られる気付きがたくさんあったりします。もし何かに悩んでいるなら、まずは思い切って一歩を踏み出してみてください。

また、これも一例ですが、自転車に乗れる人の中でも、プロのロードレーサーになれるのはごく一部です。仕事でも勉強でも趣味でも、せっかく取り組むなら、その道の一流を目指してみてはいかがでしょうか。努力を重ねて取り組むことで、より深い喜びや成長を感じられるはずです。

あなたの残りの人生で、今日が一番若い日です。
若いうちに挑戦してみませんか?