現在の仕事についた経緯

幼い頃から動物が大好きだったこともあり、その情熱を胸に獣医師の道へ進みました。
多くの動物たちと向き合いながら、管理職を経験したことで、「支えるべきは飼い主や共に働くスタッフの心でもある」と感じるようになりました。
院長職を経験したことがさらに転機となり、キャリアコンサルタントを取得し、今は動物病院を中心にキャリア支援を行っています。

仕事へのこだわり

ペット業界で働くすべての人が、やりがいを感じながら笑顔でいられるように。そんな想いを込めて、私はキャリア支援のお仕事をしています。

もともとは獣医師として動物たちと向き合う日々を送っていましたが、その中で「動物を元気にするには、そばにいる人の心の健康も大切なんだ」と気づくようになりました。飼い主さんはもちろん、獣医師や愛玩動物看護師さんなど、現場で頑張る方の笑顔が、動物にも伝わっていくのです。
心がふっと軽くなることで、表情がやわらかくなり、そんな優しい雰囲気が広がっていく——そんな連鎖をつくれたら素敵だなと思っています。

私が大事にしているのは、「一人ひとりと丁寧に向き合うこと」です。これは獣医師としても同じです。自分をフラットにして、目の前のクライエントに向き合うこと。面談や講座では、ゆっくりお話を聞きながら、その方が本来持っている強みや可能性を見つけるお手伝いをしています。
また、現場のスタッフさんたちが安心して働けるよう、リーダーや経営者の方へのサポートも行っています。それぞれが自分らしく輝けるように、「今、自分にできることは何かな？」という視点を大切にしています。

これからも、人と動物がもっと幸せに暮らせる社会を目指して、一歩ずつ進んでいきたいと思っています。

若者へのメッセージ

「No rain, No rainbow」——雨のあとにしか、虹は現れません。うまくいかないことがあったり、落ち込んだりする日もあるかもしれません。でもそれは、あなたが成長している証です。私自身、獣医師として、そしてキャリアコンサルタントとして、たくさんの悩みや迷いと向き合ってきました。

でも、どんな経験も無駄じゃなかったと今は思えます。遠回りに見えても、そこにしか見えない景色があります。

若い皆さんには、自分の「好き」や「大切にしたいこと」を信じて、一歩ずつ進んでほしいと思います。転んでも大丈夫。何度だって立ち上がれるし、誰かがきっと見ていてくれます。

あなたの空にも、きっと素敵な虹がかかる日が来ます。その日まで、自分のペースで歩いていってくださいね。