リーダーインタビュー
保坂憲司
株式会社The Value 代表取締役社長 保坂憲司 https://the-value.co.jp/

Profile

大学卒業後、株式会社西武プリンスホテルズワールドワイドに新卒入社。品川プリンスホテルでのフロント業務を経て、高輪・品川エリアにて海外営業を3年間担当。その後、シンガポールを拠点にセールス&マーケティング業務に従事。帰国後はQBネットホールディングス香港支社にて経営企画室および管理本部長を歴任。
その後、宮古島の大型リゾートホテル開業プロジェクトに参画し、「Seawood Hotel宮古島」の総務人事責任者として開業を牽引。「The Lively 東京麻布十番」では総支配人を務め、2023年に同職を退任。
同年、株式会社The Valueを設立し、代表取締役に就任。GCS認定コーチ、OTD日本支社ビジネス講師としても活動中。現在はホテル業界を中心に、人財育成・サービス改善・インバウンド対応強化の分野で研修・コンサルティングを行っている。
研修実績にはJohnson & Johnson、Allergan Japan、Leo Pharma、グラクソスミスクラインなどのグローバル企業や、ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町、東京ベイ潮見プリンスホテルなどの高級ホテルがある。

現在の仕事についた経緯

大学卒業後にホテル業界へ飛び込み、国内外での営業・マーケティング経験し、ホテル開業や総支配人としての現場統括を経て、現場と経営の両視点を持つことができました。
その中で「サービスの質が人で決まる」と確信し、株式会社The Valueを設立。人財育成とインバウンド強化を通じて、日本のホスピタリティを再定義し、業界の“ゲームチェンジャー”となることを目指しています。

仕事へのこだわり

私の仕事へのこだわりは、「目の前の人に全力で向き合う」ことです。新人時代、品川プリンスホテルのフロントで日々何百人ものお客様と接する中、一期一会の瞬間にどれだけ心を込められるかに全神経を注いできました。その姿勢が評価され、国際会議の際には各国要人を担当する“バトラー”にも選任されました。接遇に関しては、誰よりもプライドと責任感を持って取り組んできた自負があります。

その後、海外営業やシンガポールでのセールス&マーケティングを経て、文化や価値観の違いに柔軟に対応しながらも、“誠意”だけは万国共通で伝わることを体感しました。そして常に相手の立場に立ち、想像力とリスペクトをもって向き合うことを信条としてきました。

開業プロジェクトや総支配人としての現場マネジメントでは、数字や効率だけでなく、「人の力を信じる」スタイルを貫いてきました。スタッフ一人ひとりの成長がサービスの質を高め、ひいてはホテルの価値を上げると確信しています。

座右の銘は「とにかくやれ」です。笑われても、失敗しても、まず一歩を踏み出す。その行動力こそが、これまでの自分を形作ってきました。今後も、心が動くホスピタリティを追求し、業界に変化を起こす存在でありたいと考えています。

若者へのメッセージ

迷ったら、動いてみてください。完璧な準備や正解を探して立ち止まるよりも、「とにかくやれ」の一歩が未来を切り拓きます。私自身、最初から自信があったわけではありません。でも、現場で汗をかき、人と向き合い、時に恥をかきながら前に進んできました。そのすべてが、自分の糧になっています。

特にサービス業やホスピタリティの世界では、「心を込めて人と向き合う姿勢」が何よりも価値になります。言葉よりも、目線や所作に出る“本気”が人の心を動かすのです。

今は何者でもなくても大丈夫。挑戦の数だけ、あなたにしかないストーリーが生まれます。そしてそのストーリーが、いつか誰かの勇気になります。だからこそ、迷わず進んでください。あなたの挑戦が、次の時代を創っていきます。