リーダーインタビュー
佐藤世浩
Tradee株式会社 代表取締役 佐藤世浩 https://tradee.co.jp/

Profile

1992年生まれ、横浜市出身。新卒で大手検査機器メーカーに入社、1年目で営業成績全社1位を獲得。
その後、税務コンサル会社に転職。在籍期間は営業成績1位を維持し、最年少最短で昇進。社長賞なども受賞。“サラリーマンとして営業で稼げる天井”を大体この頃に把握し、事業を作る側にまわることを決意。
2019年にはMUSUBEE株式会社のCOOに就任。2021年にはパーソルイノベーション株式会社の営業責任者として新規事業の「ラクフィス」をfreee株式会社へ事業譲渡するまで牽引。
2021年には一般社団法人在日外国人生活支援協会を創業し、2023年12月末にST Agencyグループに売却。2023年には株式会社グローバルセールスパートナーズからの依頼で代表取締役に就任し、同年11月に株式会社バーチャルテックに事業譲渡。
2022年にTradee株式会社を創業し、Visa@poをリリース。業界実績No.1まで成長。

現在の仕事についた経緯

今まで経験してきた中で、自分の得意とする領域且つ社会的意義のある事業で勝負をしようと思ったことがきっかけです。
サラリーマンでの営業経験やマネジメント経験もあった為、勝負する領域が合致すれば正直負ける理由が見つかりませんでした。
サラリーマンとしての営業職から新規事業を作る側にまわった際に、ちょうど「特定技能」という在留資格が制度として出来たことが分岐点となりました。
特定技能人材と受け入れ先(特定技能所属機関)を結ぶマッチングプラットフォームや登録支援機関として、特定技能人材の紹介、ビザの申請、その後の支援といった部分を経験したことが、今の事業の基盤になっています。

仕事へのこだわり

とにかく数字や成績にこだわることを意識して仕事をしていました。1位を取った翌月が2位や3位ではダサいと思っていたのと、稼ぎたくて営業職を選んだわけですから、それを体現出来なければ元も子もないと思っていました。おかげさまで在籍期間はどの会社でも営業成績1位を取れていましたし、昇進も誰よりも早かったです。
ただ不動産や保険外交員という業界ではなかった為、そこまで稼げていたわけではなく、“会社の中ではトップ”といった位置づけでしたので、転職をして天井のない稼げる環境に行くか、事業を作る側に行くか、という選択肢が自分にはありました。
「営業であれば40代になっても稼げるであろう」という自信があったので、それであれば早いうちに新規事業や起業という選択をするべきかなと考えました。即決し、事業を作る側に行って今があるわけですが、これは仕事においても通ずることで、すべての物事において“即決すること”を大事にしています。

今の仕事へのこだわりについては、サラリーマンの時と比べて自分が稼げるかどうかは意識しておらず、“社会的意義のあることかどうか”が事業をする上での絶対条件です。
営利を追求することは簡単ではありますが、あまりやりがいを感じないので、それであれば関わる人が1人でも豊かになる方が良いかなと思っています。
弊社のVISIONでもありますが、『登録支援機関と企業を繋ぎ、外国人人財が「日本で働きやすい」環境を作ること』を目指しています。そしてより多くの外国人人財の就業機会を獲得することで社会に貢献していきます。
当社の従業員は「稼げる人財」になるべく働きやすい環境を提供していきます。まさにこれが今の仕事へのこだわりです。

若者へのメッセージ

まだまだ自分もこれからですが、1つ言えるのは、好きなことをしたら良いと思います。
転職はあまり良くないだとか、3年は働いた方が良いだとか、正直どうでもいいですし、あまり関係ないと思います。ひとまず自分が思ったことをすれば、その中でまた見えてくるものがあると思うので、その度に選択をしていけば良いのではないでしょうか。
世の中で成功者と呼ばれる人も、よく考えれば大してすごくないのかもしれないですし、みんながそこを目指す必要もないですし、「自分がやりたいことやしたいことをして満足出来るかどうか」というのが結論な気がしています。
ただ、その選択肢を広げる為の方法の1つとして、就職をして業界の経験を積むことであったり、起業して失敗や経験を積むことだったりがあります。そういったことが自分の人生を豊かにする為の1歩なんだと思います。
後悔しない人生よりも、後悔したら次は後悔しない人生にしていく方が、人としての厚みが出て、得られるものも多い気がするので、恐れずやりたいことやしたいことをして欲しいです。