現在の仕事についた経緯
就職活動をしていた頃、「自分は人生で何を成し遂げたいのか」「どんな仕事を通じて社会に貢献したいのか」を真剣に考えました。そんなとき、人の暮らしに欠かせない「衣・食・住」の中で、私は“住まい”に強く心を惹かれました。
人には、安心して帰れる場所が必要です。そして、住まいは時代がどう変わろうとも必要とされ続けるものであり、決して無くなることのない価値だと感じました。そうして出会ったのが「マンション管理」という仕事です。
この業界は、建物が存在し続ける限り求められる“ストック型ビジネス”であり、今後ますます増えていくマンションの未来を支える仕事でもあります。私はこの道を、自分の人生のフィールドとして選びました。
新卒で入社した大手管理会社では、1年目から営業所の責任者を任され、そこから各支店を歴任。東京支店の次長に就任するまで、現場の第一線で経験を重ねてきました。しかし、時間が経つにつれて、会社の掲げるビジネスモデルと、自分自身が本当に実現したいマンション管理のあり方に、次第にズレを感じるようになっていきました。
「もっとお客様の暮らしに寄り添いたい。もっと社員が誇りを持って働ける会社をつくりたい。」
その想いが高まり、2017年、株式会社デュアルタップへ転職。同年、自分自身の理念を体現するため、デュアルタップコミュニティを立ち上げました。
私が目指すのは、“業界一のサービスと管理品質”です。ただし、その実現に不可欠なのは「社員ファースト」の精神。社員が安心して働ける環境をつくることこそが、結果として「お客様第一」の真のサービスへとつながる——私はそう信じています。
仕事へのこだわり
特別なことをしているわけではありません。ただ、子どもの頃から「なぜ?」「どうして?」と疑問に思ったことは、そのままにせず、納得できるまでとことん調べ、追求してきました。
社会に出てからもその姿勢は変わりません。どんなに優れたサービスやシステムも、それを動かすのは“人”です。だからこそ、まずは自分自身がしっかりと理解し、迷いや疑問を持たない状態でいることが何より大切だと考えています。
私たちは、業界の中では後発の、小さな会社かもしれません。しかしその分、社員一人ひとりの情熱、スキル、そしてお客様への想いは、大手にも決して引けを取りません。むしろその強みを武器に、組織としての成長を目指しています。
「社員の成長なくして、会社の成長なし」——この言葉を信条に、日々、仲間たちとともに未来を築いています。
若者へのメッセージ
人生は、誰にとっても一度きりです。だからこそ、どうか“今”を全力で生きてください。転ぶこともあるでしょう。悩む日もあるでしょう。思うようにいかない日々の方が、きっと多いと思います。
でも、その度に立ち上がってください。ほんの一歩でも前に進んでください。もし、自分の力だけでは立ち上がれないと感じたら、どうか少しだけ周りを見てみてください。必ず、あなたに手を差し伸べてくれている人がいます。その手を、どうか遠慮せずにつかんでください。
あなたは決して、一人ではありません。
そしていつか、あなた自身が誰かに手を差し伸べる側になってください。その優しさや強さが、誰かの人生を変える力になります。
その積み重ねが、きっとあなた自身の人生をも豊かにしていくはずです。