リーダーインタビュー
寺田環
Klear Picture Global 代表取締役社長 寺田環 https://kpcglobal.jp

Profile

日本のスターツコーポレーションで不動産業務に従事した後、2007年にオーストラリアへ赴任し、日系企業の進出支援や不動産投資物件の売買、賃貸、管理など幅広い業務を担当。
2024年3月にKlear Picture Globalを設立し、オーストラリアを中心に海外不動産サービスを提供している。
同社では、不動産売買、法人の海外進出サポート、資産運用コンサルティングなどを手掛けており、オーストラリア以外にもお客様からの依頼の多いUAE、アメリカ、ヨーロッパなどの不動産案件にも対応。
Bond大学で経営学修士号を取得し、宅地建物取引士、マンション管理士、管理業務主任者の資格を所有。また、NSW州およびVIC州の政府認定不動産ライセンスも取得。さらに、日豪ビジネス協会のイノベーション委員会の役員や、ビジネスブレークスルー大学のラーニングアドバイザーも務めている。

現在の仕事についた経緯

現在の仕事に就いた背景には、日本とオーストラリアの不動産業界で培った豊富な経験と、「日本人にとって本当に安心できる海外不動産パートナーが必要だ」という強い思いがあります。
日本では、スターツコーポレーション株式会社にて不動産仲介のキャリアをスタートさせ、顧客対応や物件取引の実務を学びました。その後、2007年にオーストラリアに渡り、現地の日系企業の進出支援や、住宅・投資物件の売買、賃貸、管理など、多岐にわたる業務に携わるようになります。長年にわたり第一線で実務を積む中で、オーストラリアの不動産市場に関する知識とネットワークを深め、NSW州およびVIC州の政府認定不動産ライセンスも取得しました。
不動産業界に20年以上関わる中で、日本と海外を繋ぐ立場として、海外不動産を取り巻く「情報の非対称性」や、「信頼できるサポートが不足している」という課題に直面するようになります。そうした中で、もっと多くの人が安心して海外資産を持てるようにしたいという想いから、2024年3月、Klear Picture Globalを設立しました。オーストラリアで不動産投資や不動産開発を手掛け、資産形成をサポートする会社として立ち上げました。
またBond大学で経営学修士号(MBA)を取得し、宅地建物取引士、マンション管理士、管理業務主任者などの資格も保有しており、現在は、豪州から日本へのインバウンドビジネスも始めました。日豪ビジネス協会のイノベーション委員会の役員や、ビジネスブレークスルー大学のラーニングアドバイザーとしても活動しながら、日本人が安心して海外で資産を築くための“架け橋”のような存在として、活動の幅を広げています。

仕事へのこだわり

私が不動産や事業サポートの仕事に携わる上で、最も大切にしているのは「お客様に心から満足していただけるサービスを提供すること」、そして「一度きりではなく、生涯を通じて信頼し合える関係を築くこと」です。
不動産の購入や事業の海外展開は、多くの方にとって大きな人生の決断です。その一歩を後押しする立場として、私自身も常に誠実であること、信頼関係の構築を意識しています。
新人時代から一貫しているのは、物件や制度の説明だけではなく、お客様の背景や想い、将来的なビジョンまで丁寧に汲み取ったうえでご提案をするというスタイルです。
取引の効率や利益よりも、「この選択は本当にお客様にとって最善かどうか」という視点を大切にし、必要であればリスクや懸念点も率直にお伝えするようにしています。
また、不動産に加え、日本からオーストラリアへの企業進出のサポートにも力を入れています。進出先の市場調査から法人設立、オフィスや店舗などの場所探し、ビザや生活面の支援まで、トータルで支援しております。その他すでに日本から豪州へ進出している日系企業のオフィスの移転や更新の手続きもサポートしております。
言語や文化、商習慣の違いに戸惑う方も多いため、現地での経験とネットワークを活かしながら、お客様が安心して一歩を踏み出せるよう支援しています。
どの業務においても変わらないのは「人との信頼関係が何より大切」という考え方です。
ご縁をいただいたお客様に「また相談したい」「この人に任せてよかった」と思っていただけるような関係を築くことを何よりも大切にしています。一度の取引で終わるのではなく、人生のさまざまな節目でまた声をかけていただけるような、そんな“人生のパートナー”として、これからも長くお付き合いできる関係を心がけています。

若者へのメッセージ

私自身、「夢は必ず実現する」と信じて、これまでいくつもの目標にチャレンジしてきました。時には困難や壁もありましたが、「できない」と決めつけず、可能性は無限だと信じて進むことで、道は自然と拓けていくものだと実感しています。だからこそ、これからの時代を生きる皆さんには、ぜひグローバルな舞台で、自分のやりたいことにどんどん挑戦してほしいと思っています。
言葉や文化の違いに不安を感じることもあるかもしれません。でも、一歩を踏み出す勇気さえあれば、世界は必ず応えてくれます。夢は叶えるもの――その想いを持ち続け、挑戦することをやめなければ、必ず未来は自分の力で切り拓けます。どうか自分の可能性を信じて、大きく羽ばたいてください。