リーダーインタビュー
島尻優希
株式会社FUTATABI 代表取締役 島尻優希 https://futatabi.jp/

Profile

明治大学政治経済学部卒業。新卒から約10年間、大手~中小規模の複数の不動産会社にて様々な不動産事業に従事。2022年に33歳で独立。現在は不動産活用や相続対策に関する企画業務、及び各種不動産取引事業を行う。

現在の仕事についた経緯

元々、不動産業界に対して強い希望や憧れがあったわけではなく「生活に直結する仕事がしたい」というシンプルな思いでこの仕事を選びました。
しかし実際に仕事をしていく中で、不動産が人の暮らしに与える影響の大きさや、その可能性や奥深さを知り、次第に魅力に気付いていきました。
自分が関われる事業領域が広がるほど、面白さも増していくことも、不動産の仕事の醍醐味だと思います。

仕事へのこだわり

不動産業界で働く中で、次第に「お客様の課題に本質的に向き合いたい」という想いが強くなっていきました。業界では事業者の利益を優先した提案が当たり前に行われる場面が少なくありません。例えば「コンサルティング」と謳っているものの、実際には売買や建築の契約に繋げることを目的としたものも多く、本当にお客様のためになっているのか疑問に感じることがありました。
そうした違和感から、私自身は「お客様と同じ方向を向いて、伴走するスタンスで仕事がしたい」と思うようになりました。不動産の仕事は、単に契約をすることではなく、その人の暮らしや人生、さらには地域や街の未来にも関わる重要な仕事です。だからこそ、表面的なニーズではなく、その奥にある課題や理想を一緒に掘り下げ、整理し、形にしていくプロセスを大切にしています。
株式会社FUTATABIを立ち上げてからは、相続対策や地域を巻き込んだ不動産活用など幅広い分野にも踏み込みながら、より本質的な提案ができるようになりました。もちろん、扱う領域が広がれば負荷も増えますが、難しいからこそ、私がやる意味があると思い挑戦を続けています。
私が目指すのは「また相談したい」「また取引したい」と思っていただけるような関係を築くことです。その信頼関係の中で、お客様の想いや地域の価値を丁寧に形にしていく。そんな姿勢を、これからも大切にしていきたいと思っています。

若者へのメッセージ

最初から「これがやりたい!」と明確に決まっていなくても全く問題ないと思います。
大事なのは、日々の中で「なんかモヤっとするな」とか「これ、ちょっと面白いかも」という感覚を大切にすることです。そういう気付きの積み重ねが、いずれ自分らしい働き方、生き方につながっていくと思います。