現在の仕事についた経緯
理学療法士という仕事を知ったのは、中学2年生のときのケガがきっかけでした。施術者が触れるだけで痛みの原因を特定し、動きのクセを見抜く姿に感銘を受け、この道を志しました。
クリニック勤務を経て、「時間や保険診療の制限があってはクライアントに最適な施術が提供できないのでは…」と感じ、独立を決意しました。
現在は、一人一人に全力で向き合える環境で、正しい健康知識の提供や運動指導を行っており、より多くの人の健康を支えています。
仕事へのこだわり
「もしこの方が自分の家族だったら、どんなアドバイスをするだろうか?」私は常にこの視点を大切にしてきました。
「とりあえず今の症状を何とかしたい」と強い思いを持って来院される方がほとんどです。しかし症状を根本的に改善するには、一時的な施術だけでなく、運動や生活習慣の見直しが必要です。
私は一方的に「運動してください」と押しつけるのではなく、まずはクライアントの体の状態をしっかりと説明し、施術の必要性を理解してもらうことを心がけています。
どれだけ優れた施術を提供しても、本人の納得がなければ継続的な改善にはつながらないからです。
会社員時代は、治療技術を磨くために集中していましたが、経験を重ねるうちに「クライアントにとって本当に必要なのは、技術だけではなく、理解と納得のプロセスなのだ」と悟りました。
ただ施術を提供するのではなく、“クライアントが自分の体と向き合い、前向きに健康を維持できるようにサポートすること”それが私の仕事へのこだわりです。
若者へのメッセージ
若いうちに、とにかく行動してみてください。 年齢を重ねると慎重になり、行動力が鈍くなりがちです。特に若いうちは、失敗しても取り返しがつきやすいですし、そこから学ぶことも多いです。
「行動するバカになれ」という言葉があるように「質より量」です。最初から完璧を求めるよりも、まずは数を達成することが大切だと思います。
経験を積むうちに、自分に合ったものや得意なことが見えてくるはずです。やらずに後悔するよりも、行動して得た経験の方が、何倍も価値があります。