リーダーインタビュー
西川恭央
SCYLOG株式会社 代表取締役 西川恭央 https://scylog.com/

Profile

東京都出身。グロービス経営大学院修了。国内外でのビジネス経験を基盤に、アジアを中心とした国際ビジネスの最前線で活躍する実践型リーダー。
2018年にSCYLOG株式会社を設立し、ITコンサルティングおよび人材サービスをアジア圏で展開。日本企業と海外の優秀なエンジニアをつなぐことで、技術革新と国際競争力の向上を支援する。特に、日中友好や国際協力を軸としたプロジェクトを推進し、グローバルな視点で持続可能なビジネスモデルを構築している。
2024年には、JCI(国際青年会議所)での活動が評価され、最優秀会員賞を受賞。さらに、CYE(Creative Young Entrepreneur)ビジネスコンテスト世界大会において、日本人初の決勝進出を果たす。この経験を通じ、ビジネスと社会貢献を融合させた新しいリーダーシップの形を実践し続けている。
現在は、東京青年会議所の活動を通じ、東京を拠点に、日本全体、そしてアジア圏のリーダーたちと協力しながら、新たな国際ビジネスのモデルケースを創造。特に、海外エンジニア向けのハッカソンイベントを主催することで、日本の産業とグローバル人材を結びつける役割を担い、日本を代表する次世代のリーダー育成に尽力している。

現在の仕事についた経緯

私は「社会に影響を与える仕事がしたい」と考え、ビジネスを通じて世界に変革をもたらす道を選びました。青年会議所(JCI)で国際リーダーシップを学び、多くの企業家・変革者との交流を重ねる中で、「本当に持続可能な未来を創るには、ビジネスと社会貢献を融合させる必要がある」という確信を持ちました。

その結果、私は人材サービス事業と、海外国籍エンジニア向けのハッカソンイベントを主催する事業を展開し、日本を代表するモデルケースを創ることを目指しています。ただ単に雇用のマッチングをするのではなく、国際的な人材が日本で活躍できる環境を整え、日本企業の競争力を向上させる仕組みを構築することに力を注いでいます。

仕事へのこだわり

私の仕事へのこだわりは、「本質を見極め、仕組みを作り、未来へ継承する」 ことです。

新人時代から、「目の前の業務をこなす」だけではなく、「なぜこの仕組みはこうなっているのか?」「もっと良い方法はないか?」という視点を常に持ち、事業や組織の根本から見直すことを意識してきました。

特に影響を受けたのは、JCIでの経験です。そこでは、多くのリーダーが熱意を持って活動していましたが、「学びと実践が乖離している」という課題を感じました。そこで私は、学びを現実に落とし込み、「成功するための実験モデルを作る」 ことを強く意識するようになりました。

私のビジネスの根幹には「継承(KEISHO)」という考え方があります。これは、単に知識や技術を受け継ぐだけではなく、「未来に価値を残せる仕組みを創る」ことを意味します。

そのため、私の事業も「一時的な成功」ではなく、「長期的に成長し続けるモデル」を構築することにフォーカスしています。特に、人材サービスにおいては、「単なる人材紹介に留まらず、企業と海外エンジニアが共に成長できるエコシステムを作る」ことを重要視しています。

また、「海外国籍エンジニア向けのハッカソンイベント」を通じて、日本市場の可能性を世界に示し、「日本が国際的な技術者にとって魅力的な環境である」ことを証明することにも力を入れています。日本が持つポテンシャルを最大限に引き出し、「日本を代表するモデルケース」を作ることが、私のミッションです。

若者へのメッセージ

「挑戦を恐れず、実験を重ねよ」これを私は、若い世代に伝えています。

これからの時代、単に知識やスキルを持っている人ではなく、「自分で考え、行動し、新しい価値を創り出せる人」がリーダーになっていきます。しかし、多くの人は「正解を探す」ことに時間を費やし、「行動する」ことを後回しにしがちです。

しかし、「正解は、行動の中でしか見つからない」というのが、私の経験からの結論です。世界の最前線で活躍する多くのリーダーたちと出会いましたが、成功している人は皆、「まず動く」「小さな実験を重ねる」ことを大切にしていました。

また、「世界を視野に入れること」も大きな鍵です。日本の枠の中だけで考えると、可能性は限られてしまいます。しかし、グローバルな視点を持てば、「自分が動けば、世界を変えられる」ことが見えてきます。

だからこそ、若い世代には、「挑戦すること」「世界を広げること」「自分の可能性を信じること」を強く伝えたいです。未来を創るのは、待っている人ではなく、動く人です。あなたがその一歩を踏み出すことで、次の時代が生まれます。
「正解を探すのではなく、正解を創り出す人になれ。」 これが、私からのメッセージです。