リーダーインタビュー
山根洋平
サンダーバード株式会社 代表取締役 山根洋平 https://www.thunderbird.co.jp/

現在の仕事についた経緯

会社員SE時代、障がい者向けのポータルサイトを企画したことから、障がい当事者やその家族と出会う機会が増えました。
そして、今後の世の中の流れを考え、自ら障がい者のためのICT活用支援を行いたいと考え、起業しました。
企画していたタイミングで、地域特化のクラウドファンディングサイトが立ち上がり、そこで資金調達に成功したことも後押ししました。

仕事へのこだわり

趣味で個人ホームページを作っていた程度のスキルしかなかったため、プレイヤー(会社員SE)だった頃は、とにかく仕事を覚えることに必死でした。
客先に常駐する案件が多かったため、時には3ヶ月、時には1ヶ月で成果を出す必要がありました。技術の理解、業務の理解、人間関係の構築と、頻繁に変わる環境に合わせて自分の立ち振る舞いも変える必要がありました。
私自身、1つの物事を深く掘り下げるというより、広く・浅くな性格だったため、“その道(技術)のプロ”のような人たちには敵わないことを割と早い段階で気づいていました。そのため、そういった方々が苦手とするコミュニケーションを頑張ろうと思い、クライアントとエンジニアの間に立てる存在を目指していました。それが功を奏し、各現場では高評価をいただくことができました。
今でも、お客様が求めていることは何か、本当に解決したい問題は何かなど、コミュニケーションと技術力をもって取り組ませていただいています。

若者へのメッセージ

今の若者は、大事な時間をコロナ禍に奪われてしまった人も多いと思います。
しかし、チャレンジはいつから始めても良いですし、たとえ失敗したとしても無駄にはなりません。ネットやSNSの知識だけではなく、実感・体感することを重要視して、より豊かな生き方を選んでほしいと思います。
『水は低きに流れ、人は易き(やすき)に流れる』私の好きな言葉です。人は楽な方を選びがちですが、楽をした分だけどこかで苦労を強いられます。何かを成し遂げようとする強い意志と困難や挑戦に立ち向かっていく心を持ち、次の若者の手本となるような大人になってください。