リーダーインタビュー
山田祐子
RAYS色彩心理研究所 代表 / ボディカラー®ライフプロデューサー 山田祐子 https://www.rays.fit/

Profile

1994年、武蔵野女子大学文学部卒業。新卒で某大手精密測定器メーカーに入社。人事部にて採用担当者を経験。
母の病気を機に運動指導者に転身。2001年、長男出産後に専業主婦として子育てに専念。
2009年、骨盤調整トレーナーとして仕事復帰。2016年に独立起業し、2021年、RAYS色彩心理研究所代表に就任。
現在は、色彩心理診断士、フューチャーマッピング®︎などを使ったビジネスコーチなど多方面で活躍中。
著書に『50歳からはじめる 心から自分を認め愛する生き方』(ゴマブックス出版社)がある。

現在の仕事についた経緯

長年、運動指導者として身体の解放と心地よい身体の使い方を伝えてきました。当時から心と身体の繋がりを意識していたこともあり、「心」の部分をどのように表現し伝えるのかを考えたときに、色彩心理学が役に立つと感じ、RAYS色彩心理研究所の門を叩きました。そこで「色」には人の心や身体に大きな影響力や想像を超えるエネルギーがあることを知りました。
ボディワークに色彩心理学を融合することで心身の調和を一度に叶え、不調を抱える方や人生に悩みを抱える方の課題解決をすることができると思い、色彩心理診断士という仕事に就きました。

仕事へのこだわり

<「色で心と人生が変わる」——RAYSカラーセラピーが導く新しい自分>
RAYSカラーセラピーは、1970年に佐野みずき氏がメディアに発表し、半世紀以上にわたる研究データをもとに発展した統計学的アプローチの色彩心理学です。近年ではビジネスの現場でも、色がもたらす心理的影響が注目されています。
たとえば、青や緑のトーンは集中力を高め、冷静な判断を促すため、会議室にグリーンを置いたり、制服に導入したりする企業もあります。私自身も、経営者やリーダー向けの人材育成において色彩心理を活用しており、「なぜかこの色に惹かれる」という無意識の選択が、個々の価値観や現在の心理状態を映し出していることに気づかされます。実際に、色彩診断を導入した企業研修では、社員同士の相互理解が深まり、コミュニケーションが円滑になったという声も多数いただいています。
個別診断では、クライアントに対して先入観を持たずに「色から読み解く今の心」を大切にし、丁寧な対話を通して自己理解と自己受容を促すことを重視しています。そのプロセスが、自立した判断や行動を導く力を育むと実感しています。
これからもRAYSカラーセラピーを通じて、組織における人間関係や心理的安全性の向上、そして個々の可能性を引き出す人材育成に貢献し、調和ある社会の実現に力を尽くしてまいります。

若者へのメッセージ

<未来は“想像力と行動力”で創る>
時の流れが早く、VUCAの時代のど真ん中を生きるあなたに求められるのは、「選び、決める力」です。そのためには、自分自身のものの見方や価値観を知り、深く理解することが大切です。
その点において色彩心理学を通して自己理解と他者を受け入れる心を磨き、視野を広げることはとても有効な手段になることでしょう。
さらに広い世界に飛び出し、人と出会い、さまざまな考え方に触れる機会を積極的に持ってください。そして、失敗を恐れずに、たくさんチャレンジしてください。
いくつになっても夢を持ち、大きな夢を叶えるために「想像する力」と「創造する行動力」を養うことで、人生はとてつもなく豊かになると信じています。
そんな社会を未来に遺せるように、私もまた前を歩き続けたいと思っています。